第六百六十話『魅(み)せちゃうのにゃん』
第六百六十話『魅せちゃうのにゃん』
《魅せられるのにゃん?》
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『んもう、
ミアンったらぁ。
あぁんまりのまり、
にも遅すぎるのわん。
なもんで、
アタシとしたことが、
ご親切にも、
ミアンの分まで、
すぅっからかん、
に、
たいらげちゃったのわぁん』
「ってね。
平然といい放つも、
心の中じゃあ」
『しめしめ』
「って」
『優越感』
「にひたってる。
……なぁんて」
『女優バリバリのバリ』
「な態度を惜しげもなく」
『魅せちゃう』
「のわぁん」
『きゃはっ』
《『見せちゃう』じゃにゃいのが、またにゃんとも》
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「とまぁ」
『笑ってばかり』
「もいられないのわん。
……そう。
ここまで決めたからには」
『いざ出陣』
「なのわぁん!」
ぱたぱたぱた。
《んにゃもんで追いぬけるのにゃん?》
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「……って、
ちょいと待つのわん」
ぴたっ。
「アタシったら」
『どっちが先か』
「の闘いに、
のぉんびりのびり、
と羽ばたいてなんかいて、
どうすんのわん?
やぁっぱ、ここは」
『なにがなんでも』
「を果たすためにもぉ」
『光弾となって、
ぶっ飛ばすのわぁん!』
びゅううぅぅん!
《果たしてどうにゃる? モチ、つづくにゃん》




