第六百五十一話『いろいろ話パート052にゃん』
第六百五十一話『いろいろ話パート052にゃん』
《どにゃたも、お疲れさまにゃん》
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『グズグズいっていないで、
ガツガツ食べろ!』
「……ぐすん」
『うわん!』
「ミアンったら、
なに」
『涙ぽろぽろ』
「してんのわん?」
《ひさびさにネコでも感動する名言を耳にしたのにゃん》
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「ようやく捜し当てたぞ。
……そうか。お前かぁ」
『金色に光るブルーの目』
「の持ち主は」
『もしもし』
つんつん。
「と器用にも、
シッポで足を突いてくる、
どこの誰とも知らない、
通りすがりのネコ、とはな」
『おれに、
なんぞ用でもあるのか?』
「一言にゃけ、
にゃもんで、
いわせてにゃん」
『あんた、
捜しすぎたもんで、
疲れてんのにゃん』
《『金色に光るブルー』って、どんにゃ青にゃの?》
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『貴様ぁっ!
こざかしいマネを!』
「なぁんて、
さんざんのざん、
に、
いわれたもんで、
その地域に棲む」
『威勢が良くって』
「と評判の……そう。
まるで」
『鮮魚』
「のように生きのいい、
——からって、
ミアンがもろ足をあげて、
大喜びするかどうかは、
別として——
連中がこぞって」
『小坂じゃあ、
あぁんまりのまり、
にも、しょぼすぎるぜ』
「とかなんとか、
のたまわって」
『くやし涙』
「に明け暮れた、
んの果てに」
『大阪』
「なる地名が生まれた、
なぁんていう、
アタシの」
『迷推理』
「って、
どうなのわん?」
「モチ、
聴くまでもにゃく」
『ペケ』
「にゃん」
《ミーにゃん。あんたも相当、疲れてんのにゃん》




