第六百四十七話『転機の時にゃん⑦』
第六百四十七話『転機の時にゃん⑦』
《アホでもにゃんでもにゃいのにゃん?》
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「それでも、
できたんじゃないかしら」
『いつの日にか、
ワタシたちの母星、
「惑星ウォーレス」
の再生を』
「との悲願をかなえるため、
この」
『天空の村』
「に今なお、
ひっきりなしに、
蓄え続けられている」
『ガムラさまの霊力』
「それを」
『禁じ手』
「とされる」
『本来の目的以外』
「に使うことが。
……ううん。
ただ使えるだけ、
じゃなくって。
もしも、もしも、よ。
あの時、
ミーナちゃんたちが、
心の底から、
望んでいたのであれば」
『もはや、
「惑星ウォーレスの再生」
なんて、
夢のまた夢』
「とあきらめたって、
おかしくないくらい、
限界も限界、
ぎりぎりのぎり、
まで、我が宿り樹」
『イオラの樹』
「の根が、
あのお方の霊力を、
吸い取って」
『破邪の女神』
「に送りこんでいた、
……と思うわ」
『んなアホなぁ!』
「ミーナちゃん」
『アホでもなんでもないのよ』
「ワタシの」
『イオラ』
「の命のかけらを、
分け与えられている、
っていうのは、
そういうことなの。
だから……、
今一度、いえ、何度でも、
考えて欲しいのよ。
ミーナちゃん」
《考えるのにゃら、つづくのにゃん》




