第六百三十話『衝撃の「赤い」シリーズにゃん』
第六百三十話『衝撃の「赤い」シリーズにゃん』
《ネコ目線でも、きぃっぱりのぱり、にダメにゃん》
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「ですから」
『私の意見』
「が、
ご所望なら、
一応ここは」
『急ぎの用事かなにかで、
泣く泣く飛び去った今』
「と、
ネコ並はずれた、
鋭い洞察眼をもって、
熱く主張した」
『私の判断が正しい』
「ということにしてもらって、
お話を、
進めさせていただきますね」
『あのにゃあ』
《ネコにゃもんで押しの強い相手に弱いのにゃん》
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「ふむふむ。
なるほどなるほど。
私の」
『カンちがい』
「ですか。
まぁよくよく考えてみれば、
相手がミーナさんですから」
『なきにしもあらず』
「ですね。
だとするとぉ……はっ!
さては」
『赤い糸』
「をはるかに超えた」
『赤い靴』
「だったんですかね」
「ミリアにゃん。
んれにゃと、どっかへ」
『連れられていっちゃう』
「ってにゃ運命が、
待ち受けてるもんでにゃ。
ネコのウチとしても、
悲しすぎて」
『んれにゃけは、
やめたほうがいいのにゃん』
「にゃあんて」
『口を出さずには、
いられにゃくにゃる現象』
「が起きてしまうのにゃん。
にゃあ、ミリアにゃん。
ミリアにゃんにゃって、
ウチと、
おんにゃじじゃにゃあい?」
《赤い靴をはいてたのは……つづくのにゃん》




