第六百三話『出しやすくするのにゃん』
第六百三話『出しやすくするのにゃん』
《にゃんにゃのかは、ヒ・ミ・ツにゃん》
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「ネコにゃがら、
今度という今度こそ、
訴えるのにゃん!」
『うわん!』
「ネコ族の間でも、
長年の、
いんにゃ、
永遠の課題とされてきた」
『出しやすくする』
「ためにもにゃ。
この際、
入り口から出口までの」
『内部変動』
「すべてに渡って、
どこまでもどこまでも」
『にゃめらかに、
成されるよう』
「——って待つのにゃん。
ここは是非とも、
『ネコにでも判りやすく』
を念頭に——
……いい換えるのにゃら」
『途中でとまらず、
ゆるやかに、
押し出されるよう』
「霊体、実体問わず、
ネコという生きもんに対し、
抜本的も抜本的、
これ以上はにゃい、
っていうくらいに、
抜本的にゃ」
『身体改革』
「及び」
『食事改革』
「にゃるもんを、
徹底的にゃまでに、
徹底的に」
『推進するのにゃん!』
「ってにゃ」
『うわん!』
「ミアンったら、
すっごいのわん。
なぁんか急に」
『学者っぽく』
「なってしまったのわぁん」
『にゃっへん!』
《ウチもミーにゃんを見習ってイバってみましたのにゃん》
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「んでんで?
一体なにを」
『出しやすくするのわん?』
「——モチ、
ここは小声にゃん——
んれはにゃ、ミーにゃん」
『神のみぞ知る』
「ってヤツにゃんよ」
『うわん!』
「ミアンったら、
すっごいのわん。
なぁんか急に」
『神学者っぽく』
「なってしまったのわぁん」
『にゃっへん!』
《またもやミーにゃんを見習ってイバってみましたのにゃん》