第六百二十七話『繊細(せんさい)にゃん』
第六百二十七話『繊細にゃん』
《待ちに待った『いかがです?』の続きにゃん》
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「私が」
『精魂こめて』
「創りあげた同好会」
『苦しまぎれに一発勝負』
「へのご加入、
なんぞされては?」
『はいっ!』
「なのわん!」
《にゃあんにゃ。つまんにゃい『いかがです?』にゃった》
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「おぉ。
これはこれは」
『間髪容れずに、の、
威勢のいいご返事』
「まっこと、
ありがとうございます」
「うん。
アタシとしても、
どういうわけか、
さぁっぱりのぱり、
なんだけどね」
《ウチも、さぁっぱりのぱり、にゃん》
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「ミリアんが口にした」
『同好会の名前』
「がアタシの」
『すっごくのごく』
「に繊細な心を」
『すっごくのごく』
「の、てんやわんや、
に、はしゃがせてしまった」
「なぁんて、
奇跡も奇跡、
大奇跡を、
起こしちゃったのわぁん」
《んまぁ繊細といえば繊細かもにゃん》
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「なもんで、
んれが」
『飛び火して?』
「あるいは」
『きっかけとなって?』
「んまぁなんだ。
アタシとしちゃあ」
『どちらでも、
お好きなほうを』
「なんだけどね」
《ふぅぅむ。ミーにゃんに迷いが生じてるみたいにゃん》
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「とにもかくにも」
『そうなった』
「もんだから」
《どうにゃっていうの? を知りたいもんで、つづくのにゃん》




