第六百二十三話『いろいろ話パート046にゃん』
第六百二十三話『いろいろ話パート046にゃん』
《おソバにエビ天をのっけて、上からノリをパラパラにゃん》
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『ノリが悪いのにゃん』
「よく聴くセリフ、
にゃのにゃけれどもぉ。
実はにゃ。
とぉんでもにゃい」
『カンちがい』
「にゃんよ。
んれが証拠に、
ほら、ミーにゃん」
「うん?」
ぽいっ。
ひらひらひらひらっ。
『うわわのわわわわ』
「おのれぇっ。
黒くて四角い、
ひらひらめえっ。
あっちへひらひら。
こっちへひらひら。
ここまでナめられたら、
アタシだって、
なにがなんでも、
ひらひら合わせてぇ」
ぱくっ。もぐもぐ。
『うんまぁい!』
「ミアン!
これってなかなか良質な」
『ノリ』
「なのわぁん!」
《天日干しが効いたのかもしれにゃいのにゃあ》
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「必要なら呼び出す。
だから、
それまでは待機を」
すやすや。すやすや。
『ほぉ』
「ネコというのは」
『どこでも、
おネムれる、
フシギな生きもの』
「なのだな」
《にゃあんせ天賦の才能にゃもん》
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『どうにゃん?
ひさびさの」
『シリアス』
「っぽいお話は?
ぐぐっ、
と引き寄せられでも、
したのにゃん?」
「ううんとぉ。
悪くはないのわん。
悪くはないのだけどぉ」
『最後のコメント』
「がね。
どうにも、
引っかかるのわん」
「にゃん?」
「んれってさ。
アタシが思うに」
『天ぷらの才能』
「の間違いじゃないのわん?」
「はっ!」
『ひらめいたのにゃん!』
「えっ。
なんなのわん?
なんなのわん?」
『おソバにはにゃ。
エビ天にゃんよぉっ!』
「ならアタシだってぇ」
『ひらめいたのわん!』
「んの上から」
『細かくちぎったノリ』
「もふりかけるのわぁん!」
《にゃもんで、よろしくにゃん》




