表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/100

第六百二十一話『にゃあんもにゃいのにゃん』

 第六百二十一話『にゃあんもにゃいのにゃん』


《にゃからって『アウト』にしにゃくてもにゃあ》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「——ふぅぅむ。

 かの偉大にゃる、

『即席ラーメン』

 の名前にも使われてる、

『即席』

 で造った、

『森の会場』

 とはいえにゃあ。

 よもや、

『最初の最初に』

 の一番でもって、

『ネコひとり演説』

 をやらされるハメに、

 にゃるにゃんて。

 にゃあんか、

 とぉってものても、

 に、

 ぶるぶるっ、

 と、すこぶる、

『身ぶるい』

 がする思いにゃん——

 ごっほん。

 ウチとしてはにゃ」


『特に、

 にゃあんもいうことは、

 にゃいのにゃん』


「まっ。

 いていえばにゃ、って」


 ふわりっ。ふわふわ。


「これこれ、ミーにゃん。

 にゃあんでウチが、

 おしゃべりしてる、

 真っ最中に」


念動霊波ねんどうれいは


「にゃあんて、

 ヤボにゃもんを使ってまで」


『ほんに、

 ひさびさの晴れ舞台にゃ』


「にふさわしい、

 晴れ晴れとした気分で、

 落ち着いていた」


『大岩の壇上だんじょう


「からウチを、

 退場させるのにゃん?」

「アタシとしたって、

 かえすがえすも」


『残念』


「でならないのわん。

 それもこれもすべては、

 ミアンの一言」


『特に、

 にゃあんもいうことは、

 にゃいのにゃん』


「のせい、なのわん」


『んもう。

 なぁんでまた、

 あぁんなにも、

 それこそ、

 真っ正直も真っ正直、

 これ以上はない、

 っていうくらい、

 真っ正直に、

 口をすべらすのわぁん』


「なぁんて、

 はたから見ても、

 あぁんまりにも、

 あきれるザマが、

 あだとなって」


『こりゃダメなのわん』


「と速攻で」


『アウトぉっ!』


「となってしまったのわぁん」


《ネコにめんじて『すべりこみセーフ』にしてにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


『あのにゃあ』


「ネコ相手に、

 んにゃにも」


『おしゃべりチェック』


「をきびしくしにゃくたって」

「ううん」


『おしゃべりチェック』



「がきびしいから、

 じゃないのわん」

「んにゃら、にゃあんで」

「それもこれもすべては」


『アタシの性格』


「がなせる技」


『なぁんもないなら、

 とっとと、

 引っこみやがれ、

 なのわん。

 そしたらすかさず、

 代わりにアタシが、

 歌って踊って、

 ばんざい、

 してやってくれちゃっても、

 いいのわぁん』


「のせい、なのわん。

 なもんで」


『ほめてほめて、

 いただきたいのわぁん』


「あのにゃあ」


《そういやあ、せっかちさん、にゃったっけ。ミーにゃんって》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ