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第六百二話『今日この頃にゃん』

 第六百二話『今日この頃にゃん』


《にゃににゃにしたい気持ちがうずまいてんのにゃん》


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「ネコにゃがら、

 うったええるのにゃん!」


『うわん!』

『あらまっ!』


「とはいってもにゃ」


『ミーにゃんや、

 イオラにゃんを』


「じゃにゃいもんで、

 すこぶる、ご安心をにゃ」


『なぁんだ』


「んれを聞いて、

 たちまちのまち、

 ほっ、としたのわん。

 ねっ。イオラ」

「ホントホント。

 一時は」


『こうなれば、

 ミーナちゃんや、

 ミアンちゃんを連れて、

 どっかへ

「夜逃げ」

 しなくっちゃ。

 ……ああでもぉ。

 一体どこへ行ったら』


「って真剣も真剣。

 これ以上、

 真剣はない、

 っていうくらい、

 真剣に、

 思い悩んだほど、だもの。

 ……でもまぁ」


『捨てる神あれば拾う神あり』


「ワタシたちもまだまだ、

 捨てたもんじゃない、って、

 あがいてあがいて、

 とどのつまりが、

 ホントのホントに、

 捨てる神に、

 捨てられたとしても、よ」


『心配しないでください。

 ワタクシが、

 ついていますから』


「って、

 ワタシと同じ、

 大精霊クラスの」


『愛しき後輩フィーネちゃん』


「みたいな拾う神が、

 突然、現われ」


『拾って』


「ううん」


『救って』


「くれるんじゃないかしら。

 ……なぁんて期待しちゃう」


『今日この頃』


「なのよ」

「といわれましても」


『うわん!』

『あらまっ!』

『にゃん!』


「拾うつもりなど、

 毛頭ありません。

 イオラお姉さま、って、

 どうして、

 ワタクシがここに?

 ……ごっほん。

 お姉さま」


『ワタクシの思わず』


「が招いた」


『突然の侵入』


「という無礼。

 なにとぞ、お許しください。

 では、これにて」


 ぱっ!


「にゃあんて、

 あとかたもにゃく、

 消えられても」


『にゃかった』


「ことにするのは、

 ちと無理にゃんよ」


《おかげで『訴えられにゃくにゃった』もんにゃ》


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「んなら、次回にでも」


『訴えたきゃあ、

 訴えてみるがいいのわん!』


「……なぁんて」


『アタシじゃない』


「のを知った気軽さから、

 ついつい威勢良いせいよく」


『たんかを切る』


「をせずにはいられない」


『今日この頃』


「なのわぁん」

「んにゃらウチも」


『つづく』


「をせずにはいられにゃい」


『今日この頃』


「にゃんよ」


《にゃもんで真っ正直に、つづくのにゃん》


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