第六百十話『へったくれもにゃいのにゃん(脱線話編(だっせんばなしへん))』
第六百十話『へったくれもにゃいのにゃん(脱線話編)』
《(脱線話編)にゃもんで脱線中のお話にゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「そもそも、にゃ。
んにゃもん、
食べた覚えすら、
にゃいのにゃん」
「……まぁアタシも、
だけどね」
『へったくれ』
「の」
『へった』
「なんて」
『そうにゃん!』
「ミーにゃんミーにゃん」
『物知り顔のイオラにゃん』
「に頼んで、
化けてもらおうにゃん」
「なぁるほろぉ。
さっすがはミアン。
んれなら、
『一目瞭然』
「だもんね。
手っ取り早くって、
なにより、なのわん」
『どこにゃん?
イオラにゃんは、
どこにゃん?』
「このへんにはいないみたい。
しょうがない」
『精霊の間』
「中をふたりで手分けして、
こつこつ、
と
捜しまわるしかないのわん」
「んにゃ」
たったったったったっ!
ぱたぱたぱたぱたぱたっ!
『困ったわぁ』
「じぃっ、と気配を殺して、
ふたりのおしゃべりを」
『のぞき見』
「していたのだけれどぉ。
まさか、
こんな展開になるなんて。
恥ずかしながら、
実はワタシも」
『へったくれ』
「とか」
『へった』
「って、
よく知らないのよね。
……と、そうだわ!」
『災い転じて福となす』
「ほとぼりがさめる、
しばらくの間、
フィーネちゃんのところへ、
お泊りにぃ」
びゅううぅぅん!
《ごメイワクにゃもんで脱線話を終了。……つづくのにゃん》




