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かごめちゃんは閉じ込めたい  作者: 皐月れん
12/13

12話 彩視点 歪み

「かごめちゃん、今日は遅いなぁ」


 いつも帰ってくる時間になっても帰って来ない。


 何かあったのか心配になるけど、外の世界は怖いし、かごめちゃんに出ちゃダメって言われてるから、私には待つことしかできない。


 あれから半日経過した。明らかにおかしい。かごめちゃん、また後でねって言ったのに…


「私、見放されちゃったのかな…?」


 かごめちゃんがいないとなにもできない。


 かごめちゃんがいないと生きていけない。


 お願い…かごめちゃん…私が悪いことしたなら謝るから帰ってきてよおお…


「コンコン」


 ドアのノック音…かごめちゃん!!


 ドアを急いで開けるとそこにはかごめちゃんの姿はなく、私と同じ年齢ぐらいの少年が立っていた。


 男の人…怖い、怖い、怖い。


 あの日の事がフラッシュバックして息が出来なくなる。


「あの、大丈夫ですか?ごめんなさい、ダンジョンが崩壊しちゃったらしくて、それを記事に纏めて届けていたんです」


 ダンジョンが崩壊…?


 ダンジョンってかごめちゃんがいつも行ってるとこだよね…?


「それじゃあ、僕はこれで。記事はそこに置いておきますね」


 何も聞こえない。


 聞きたくない。


 ダンジョンが崩壊したって事は、かごめちゃんも死んじゃったって事なんだよね…。


 だったら私もーー


 ダメだ。私が死んでかごめちゃんの事を思い出せなくなったら、一緒に居られなくなる。


「生きなきゃ…」


 なんとしてでも、かごめちゃんに会わないと。


 もう何処にも行かないように今度は絶対離さない。


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