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先輩

「失礼しまーす」

授業が終わり、俺は部室に行く。昨日書いたポスターを持っていかなければならない。

「おう。厚生か。」

大柄な先輩が答える。

彼は鷹宮 滝と言う。髪は短く、メガネこそかけていないが真面目そうな見た目…というか真面目な人である。俺が憧れる先輩だ。

因みに俺は総合文化部に入っている。スポーツは出来ないからだ…そのせいで青葉にバカにされてしまっているが…

因みにここでは絵を描く人、小説を描く人、曲を作る人に分かれている。俺は基本的に曲を作る人だが…

「ポスターを渡さなきゃと思って」

先輩にポスターを手渡す。

「おぉ。ん。相変わらず絵が上手いな。」

「いえいえ…」

絵が上手いと言われる。そんな事ないと思うんだけど…

「ところで工藤先輩は?」

「あいつだったらいつものとこだ。叩き起してくれ…」

面倒くさそうな顔をして先輩が教えてくれる。

工藤メイ。女の先輩である。いつも部室に来たら教室の角にある大きめの掃除用具入れに入ってスマホをいじっている。因みに工藤先輩は小説を書いている。めちゃくちゃ面白いのだ。認めたくはないけど…

「工藤先輩ー。僕ですよー」

「ふがっ…君か…どうだい体調は。」

「元気です。はい。出てきてください」

「ぐぐ…嫌だね。私はここで生き続けるのだっ…っ辞めろぉぉぉ!!」

強制的に外に出す。

「おい工藤。お前先輩なんだからもっとしっかりしろ…」

「滝くんが凄いだけだよ…私ゃそんなこと出来ないね。そんな気がする。」

何を言ってんだこの人…

「すいません、ちょっと遅れました!」

ガラッとドアが開く。

「おぉ。桃子か。」

桃子も総合文化部である。水泳できるんだから水泳部…と言いたいところだがうちの学校にはないのだ。

「よう!厚生。ポスター出来た?」

「当たり前だろ。」

俺が締め切り破った事なんて1回もないからなあ。

「さて。みんな集まったからな。そろそろ始めるぞ」

「「はい。」」

「そろそろ文化祭だ!」

「ぐはっ!」

因みにそろそろと言っても2ヶ月後。だがうちの学校。なんと文化祭の主役がここなのは分かるがほぼ全ての企画をやらせているのだ。殺す気か!

「みんな大体終わっているか?」

「まぁ…」

「大体…」

「ほぼ…」

みんな曖昧な返事をする。

「まぁ終わればいいからな。頑張ろう!」

おー!










「お。そろそろ下校時間だな。」

滝先輩がそう言う。

「んじゃ帰ろうかなぁー」

工藤先輩が背伸びをしていて、桃子も目をゴシゴシしている。いつもの光景である。

「厚生ー?いるー?」

その時ガラッと扉が開く。青葉だ。

青葉はいつも俺を迎えに来てくれる。良い奴だ…うん…

「ほら。彼女がお迎えですよー」

桃子が何故か悲しそうな顔でそう言う。

「んじゃあさようなら」

「あぁ。また月曜日。」

「ばいばーい」

「じゃあね!」

全員がそう言ってくれる。幸せもんだな…こりゃ。








「んでさー!って聞いてる?」

「お…おう。」

よく考えたらあと2日で妹とどっか行くのか。

そう考えたらなんかボーッとするんだよな…

「あ。そういえば日曜日どっか行くんだっけ?」

「あぁ」

すると青葉は頬をふくらませて

「私よりも妹の方が大事だもんねー!」

「だからだな…」

こいつは何度言えばわかるんだ…

「まぁでも。家族だからねー。楽しんできてね!」

そうなのだ。

妹に好意を抱いているのはあくまで家族だから。あいつもそうだ。だからこそ。俺には分からない。

何故青葉が嫉妬しているのかが。

はい。何も言うことは無い。ずんだです。

ほんとにほんとにそろそろテストです。ヤバい。

そしたら多分また投稿できるね!じゃあ。



燃え尽きたずんだ

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