彼女と妹が会うと恐ろしい
………………
んー…………
なんか重いな……
………………重い??
ガバッ
「うわっ!き……急に起きんな!バカお兄ちゃん!」
「なんで俺の上に乗ってんだよ!!」
いや!マジでなんだよ!
「起きてこないからさっきから起こしてやってたの!のくせしてぜんっぜん起きないから!もう私先に行くから!お兄ちゃんなんて知らないし!」
バタッ
……え?
青葉の家に行く途中考える。なんであいつ最近は俺に対してあんなに話しかけてくるのだろう。かの伝説のツンデレ兄弟こと高〇家ほど仲が悪い訳ではなかった。普通に喋るし普通にコミュニケーションもする。ただ最近はちょっといつもに比べて多すぎると思うのだ。家族として愛をくれてるのかな……だとしたら……
「可愛いもんだな。」
「なんか言った?」
!?!?
なんで青葉さんここにいるの!?
「何故ここに……?」
青葉は呆れた顔で
「いや。いっつも厚生に来させてたし。私が行こうかなって思ったら……何が可愛いの?」
「お前の事だよ。」
ちょっとイケボで答えておく。
「ほ……ホント?」
つくづく思うけどこいつ俺が褒めたら何でもこうなるよな!ま……まさか他の奴にもこういう1面見せてたりして……!?ちょっと心配になってきたな……
「当たり前だ!世界で1番好きだ!」
「ふ……ふぅん……私も……だけど……」
カウンターされた。可愛すぎる。
傍から見るとバカップルなのだろうか。これが所謂リア充。昔は爆発しろ爆発しろ言っていたが……
「爆発しないでくれ……」
できるだけ小声で声に出した。お願いします
「おっはよー!」「お!おはよう!」
いつもの2人だ。こいつらといるとホントに落ち着くんだよな……
その後授業がつづく。桃子が当たるといっつも答えが遅くなる(バカ)なので、皆はいい時間稼ぎだと思っている。クラスの奴らもそんな事考えてる時点でバカだろうと思うけど……俺も考えてるからバカなのか……
「今日も一緒に帰るー?」
放課後桃子が聞いてきた。
「いや。今日は青葉部活ないからな。あいつと帰る。」
すると桃子は笑顔で
「そっか!」
その笑顔はどこか寂しさのあるような笑顔だった。
「それでね!私ホントすごくない!?」
「さす青!さす青!というかお前が凄いのはよく知ってるよ。」
こいつと帰ると自慢話しかしないんだよな……まぁ別に嫌ではないけど……
「ねー!ちゃんと話し聞いてるー?」
「あー。聞いてなかった。」
俺がそう答えると
「ちゃんと聞いてくださいお願いします……!」
「もっと可愛いお願いしてくれ。」
俺がそうからかってみると……
突然青葉は俺の腕に身体を寄せてくる。
「な……」
モードチェンジかのように突然色っぽい顔つきで……
胸!胸が当たってるんです!青葉はそんなの気にせずに顔を耳に近ずける。そして
「私の話……聞いてくれる?」
「はい。絶対に聞きます。一語一句間違えずに聞きます。」
青葉爆笑。こんな事されて聞かないやついないだろ。
と。
「お兄ちゃん……きっも……」
……
自殺?これは自殺しろって言ってるの?ねぇ神様!
「お兄ちゃんって……あ!もしかして妹さん?!」
そうか。こいつらあった事ないよな。妹はなんか知ってるっぽかったけど……
「そう……ですが」
「日曜日のお願いって何!?」
こいつ!聞きやがった!
「お兄ちゃん……教えやがったの……後で説教……」
うぇぇ……ヤダ……
「何って!」
青葉は美久に顔を近ずけて問う。
「えっと……一緒にお買い物に……」
「ふーん」
真顔で。
「あの……むしろ聞きたいんですが……」
妹も問う
「いつもお兄ちゃんが家に行った時何してるんですか?まぁ大体は予想つきますが。どーせゲームとかやってからイチャイチャするんでしょ。はっ!?まさかもう行き着く所まで……」
「「行ってない!」」
「あのね!妹さん!それはとんだ勘違いで……」
「ほーん」
真顔で。
怖いよ。この2人……
「お兄ちゃん」
「はい」
説教かな……と思ったら。
「これからなんて呼んで欲しい」
「なーにをいってんだ君は」
妹が真顔で変化球を投げ込んでくるもんだからびっくりだよ。
しかもデットボール並のきたよ。
うーんと悩むふり。そして
「何だっていいよ」
元から考えていた答えを出す。というかこれ以外何がある。
「んじゃあ。」
おにぃ?はたまた兄貴?兄ってのもあるな。
「厚生……で……」
……
「そうかって……」
えぇぇええええええええええええええ!?!?
この呼び方により新たな誤解が生まれるのだが……それはまた別のお話
はい。どうもずんだです。初めて2日連続でこいつを投稿しました。ポイントが増えてて……感謝を伝えねばならんかったのじゃ。
さて。この頃には皆さん好きなキャラとか出来たんじゃないんでしょうか。まだでしたらそんなキャラを作るように頑張ります!因みに私は桃子ですね。もうね。可愛い。もう桃子が主役でいいのでは……(ダメです)次回は……特に決めてないです(わろた)(わらえない)ヤバい!それではっ!
金髪美少女ずんだ