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自由奔放な猫の如く  作者: 黒田明人
1.如月の悪魔
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ひとまずこれで終わりになります。

 

 毎週のように大挙する人員は全て食事になり、空になった船はボックス行きとなる。

 だから船や武器弾薬が増える一方となり、食料なんかもやたらと増えた。

 たまに本部から連絡が来るけど、食料買い出しの時に絡まれて逃げたと言ってある。

 近隣の連中には迷惑だろうけど、それは本部に言ってもらわないと。

 そんな訳で今日も自由気ままに暮らしているオレだけどさ、また来ないかなぁ。


 どんなに大勢でも良いからさ、来てくれると歓迎するよ?


 島暮らしになった如月の悪魔は、それからもあちこちの組織に喧嘩を売る日々だったという。

 本部でもいい加減、我慢の限度を超え、おやっさんが引退した後は絶縁になったとも言われている。

 それでもその島の事は関係者には鬼門の島として言い伝えが成されていて、誰も行こうとは思わなかったとか。

 数十年が過ぎ、迷信扱いした三下が戻らず、捜索隊も帰らなかった事から、それは今でも生きていると思われた。


 





 触れると死ぬと言われる、悪魔の物語。




 人として生まれ、他の存在に覚醒した後、悪魔と呼ばれた青年は今も島で独りで暮らしているはずだ。


 たまに世界の管理に用事を頼まれ、あちこちの世界に出張しているが、それは世界の存在の知るところには無い。


 彼は飽きるまで生きる事を管理に伝え、のんびりと悠々自適に生きている。


 そして今日もあちこちの存在を騒がせているに違いない。


 もしかするとまた他の世界に出かけているのかも知れないけどさ。


 それでも独りの生活を楽しんでいるんだ。


 傍迷惑な存在のようだけど、世界の破滅を願ったり、存在の絶滅を狙わない。


 ただ、ちょっかいを出して反応したら、それに対する攻撃をするだけだ。


 だから嫌なら逃げる事をお勧めする。





 あいつは猫のような存在なのだから……



1st.stage 終了です。

後々、2nd.stage を書くつもりですが、ひとまず end にしておきます。

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