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自由奔放な猫の如く  作者: 黒田明人
1.如月の悪魔
19/476

0019

 

 テントで共に横になるが、今度はうつらうつらしているセイル。

 昨日、まともに寝てないのが堪えたらしく、浅い眠りに入るようだ。

 そんなオレは全く眠気が来ないんだが、これで本当に良いのかねぇ。

 それにしてもこのテントだけど、あっちで買った品は良いんだけど、中はやけに快適なんだよな。

 外は肌寒いぐらいの気温なのにさ。

 しかし、それを言うならオレの服もそうだな。

 下着から靴下から上着に至るまで、妙に着心地が良くなって快適だ。

 まさかこれもテラの好意の影響じゃないだろうな。

 あの神様、どんだけここの神様が嫌いなんだ。

 おまけで召喚されたオレに対して、こんなにやって良いのかよ。

 つまり、断れない案件だったんだな、勇者召喚ってのは。

 だからせめてもの意趣返しみたいにしたのかも知れん。

 まあ、オレはありがたくその恩恵を受けるけどな。


 そうして夜半。


 遠くのほうから気配が近づく。

 やはりモンスターが出たようだ。

 セイルはそれに気付いたのか、目を覚ましたようだ。

 さて、その死体で止まるようならそれで良し。

 だが、欲を掻けば全てを失くす事になるだろう。

 さあ、そいつを持ってとっとと帰りやがれ。


 草原から来たモンスターは、結局、それを運んでいくようだ。

 ついでに襲うなら皆殺しだが、帰るようなら見逃してやろうな。

 食うならまだしも、魔石だけの為に殺すのはちょいとな。

 だから引き下がってくれるなら殺しはしないさ。


『良かったのか? 』

『食わないのに殺す必要は無いだろ。襲うなら返り討ちだが、引き下がるなら追いはしない。意味も無く殺すのは人間だけだろ』

『そういう心根ならいけるかも知れん。それにお前は普通の人族とは違うようだしな』

『それにしても、なんで変装までして人族のテリトリーに潜入したんだ』

『それはまぁ、何だ。情報を色々とな』

『見つかって仲間が殺られて、逆上して貴族の子息を殺して捕まったってところか』

『あいつら、逃げろと言ったのに』

『それで、情報は得られたのか』

『出直しだ。警戒が厳重すぎて、あれじゃ無理だな』

『召喚術式でも探ろうと思ったか』

『資料を少し見たが、持ち出すまでには至らなかった。あんなに厳重だとはな』

『召喚が終わったばかりだからだろう。少し遅かったな』

『いいや、ちょうど良かったさ。お前に出会えたからよ』

『オレは巻き込まれた余計者だぞ。本来ならあいつらだけだったんだ』

『その割りに色々と持っているようだが』

『ああ、向こうの神様にお願いしてな』

『神ですら止められなかったのか』

『どうやらそうらしいな』

『そこまでの術式か。とんでもないな』


 神様関連の話は、世界の存在には言うべきではないと思われるな。

 勇者召喚が神と神との約定に基づく決まり事なら、否応も無かった話だし。

 チートな称号までくれたんだし、ここは感謝しておくべき事だろう。

 確かに幹部候補としてその気になっていたが、それとて流されるままって感じでもある。

 まあ、色々教わったあれこれが役に立ちそうだし、それはありがたいと思っておくさ。


 ただな、いよいよVRMMOって思っていて、その日に召喚って言うのだけはちょっと残念だったがな。


 それはそれとして、召喚術式が知りたかったのなら、そのうち教えてやるべきかな。

 書庫の資料の中のあれこれと、召喚術式の分はハンディスキャナーでコピーしてあるし、魔法陣もデジカメで撮ってある。

 ノーパソとプリンターで資料は何時でも出せるし、同様にデジカメの画像も出せる。

 ただな、文明の利器をあんまり見せると、それを欲しがるからな。

 短機関銃とノクトビジョンは暗闇だったから詳細は分かるまい。


 あれもあんまり見せる訳にはいかんな。


 そういや、長ドスもあったんだし、武器はそれを使っても良いか。

 組に依頼すれば大抵の武器は揃ったし、言い値で大量購入だからかなり潤ったはずだ。

 さすがに戦車やヘリとかは無理だったが、それなりの武器は色々買い込めた。

 あの大陸系処理屋の伝手も中々のもので、逃れられない運命と言ったせいか、色々と手を尽くしてくれた。

 組と処理屋の両方の伝手で、バズーカや手榴弾やライフルなども入手出来た。

 もっとも、見返りの予測はあれこれしておいたがな。

 特に処理屋には株式の予測が受けた。

 もっとも組のほうにも流したが、対抗組織の仕手潰しな予測は、両方の組織にかなり歓迎された。

 だからかなり大量に入手出来たと思っている。


 後は生活雑貨に台所用品、電化製品に工具関連、バイクに自転車も何台かは入れた。

 小型トラックや、小さなクレーン車や土木機械に工作機械に発電機も入れてある。

 キャンピングカーはどうしようかと思ったが、念の為に小さいのを2台だけは何とか手に入れた。

 しかしあんなでかい物が入るとは思わなかったが、入れてみるとあっさりだったな。

 この分じゃドラゴンとかも入りそうな予感だが、そのうち狩る羽目になるのかねぇ。


 翌日の昼前にやっと隣町に到着し、駅馬車の手配をする。

 1区間1人金貨5枚と言われ、セイルの言うままに3つ目の街までの予約を入れておく。

 2人で金貨30枚って事はざっと300万円相当か。

 それだけ治安が悪いという事か、かなり高い感じになっている。


 もっとも、この換算率もどうにも怪しいが。

 思うに特産品と贅沢品では換算率が異なるのだろう。

 かつての国とは流通からして違う。

 あらゆる品が簡単に流通する国とは違って当たり前だ。

 内陸では塩が高く、海岸沿いでは逆になる。

 簡単に流通する世界なら別として、この世界では鉄道も何も無い。

 魔物が流通を阻み、盗賊が荷物を奪う。

 そんな未開にも等しき世界の流通とは比べ物になるまい。


 それはともかく。


 町の騎士団に盗賊の事を話すと、感謝と共に首で懸賞金を受け取る事になる。

 激しい攻防の果てに、生かして捕らえる事が出来なかったと言えば終わった話。

 首は塩漬けにして王都に送られるようで、オレ達が辿ったルートを戻る事になるんだろう。

 さすがにもう王都に戻る気は無いうえに、別に捨てても良かった頭。

 行き掛けの駄賃にしては金貨60枚はお得であり、懸賞金で高い馬車代もこれで浮いた。

 凶悪な盗賊だったらしく、居なくなったのなら安心と、かなり喜んでいる様子。

 盗賊のお宝の事には何も言及されなかったが、家の紋章の付いた短剣や妙に豪華な首飾りなどがあった。

 だから後々、それを言われるかも知れんが、言われるようなら売っても良いが、タダで寄こせってのは聞かないぞ。


 後は鍛冶屋で盗賊連中が使っていた武器を売りに出す。

 三下の武器は知れていたが、ボスの武器は中々の業物のようだった。

 セイルに使うかと聞いたが、セイルは武器は使わないと答える。

 変装はしていても、人間の手に見えるだけで実は爪で倒すらしい。


 オレも欲しいよ、そんな爪。


 武器は合わせて金貨26枚、銀貨15枚になった。

 防具屋に防具を売りに行ったけど、これは二束三文ばかりで半金貨で引き取ってやると言われた。

 後はお宝だが、これは大きな街で売ったほうが良いらしい。

 まあ、金貨の類もかなりあったので、邪魔にはならないから急いで売る事もあるまい。

 宿で所持金を調べるとかなりの額に増えていた。


『かなり溜め込んでいたらしいな、あの盗賊は』

『金貨が1628枚で、半金貨が48枚で、銀貨が132枚で、半銀貨が68枚で、銅貨が84枚の、半銅貨が66枚と』

『いきなり大儲けか。それは良いが、ベッドはお前が使うとして、オレは何処に寝ればいい。まあ、床でも構わんが』

『別に一緒で構わんだろ。それとも変な趣味でもあるのか? だったら嫌だが』

『お前がそれで構わんというならオレは構わんぞ』

『ほれほれ、風呂に入って来い。水で拭くだけじゃ汚れているだろ』

『こんな高い宿にしたのはそれが目的か。しかし、オレが入っても良いのか』

『お前の為に決めたんだ。オレは王宮で入っていたからそこまでは汚れてないが、お前は牢屋暮らしだったんだ。風呂とか無縁だったろうからよ』

『つくづく変わった奴だな』

『なんせ異世界人だからな、こっちの人族とは違うさ』

『どうやらそうらしい。しかし、風呂か。何ヶ月ぶりかな』

『とっとと入って来い。テントの中でも臭かったぞ』

『あいよ』


 まあ、血臭で誤魔化していたからそこまでの事は無かったが、やはり獣臭になるんだな。

 まるで猪と同衾しているような感じの匂いだったからな。

 早く変装を解いて見せてくれるといいが。

 ケモミミはどうでも良いが、モフモフには興味がある。

 よし、オレが洗ってやるか。

 石鹸にシャンプーにトリートメントに、後はブラッシングもしてやるか、クククッ。


『おい、まだオレが入っているぞ』

『洗ってやるからな』

『そこまでするのかよ』

『文明のあれこれで洗ってやろう。ほれ、泡立ててゴシゴシと。お前もやれ、ほれ、これを使え』

『これは石鹸か。人族の中でも貴族連中しか使わないと言われているが、お前の世界ではそこまでの事も無いのか』

『ああ、平民でも使っていたぞ』

『それは良い世界だな。はぁぁ、妙に気持ちが良いぞ』

『よし、一度流してまた洗うぞ。一度じゃ落ちそうに無いからな。

『うう、そこまでする事は無いだろ』

『ほれほれ、洗え洗え。よし、オレは背中の毛を洗ってやろう』

『泡が出ないな』

『汚れすぎだ。こいつは3回ぐらい洗わんと無理かな』

『流すと身体が軽くなる感じだな』

『ほれ、頭を洗うぞ。目を瞑らないと沁みるからな』

『お、おうっ』


(こいつは何でここまでオレにしてくれる。こんな元死刑囚の身体を洗うなどと……しかもこいつには他の人族のような感情も無いようだ。別の種族に対する感情が無いなどと、これが異世界人なのか?……だとしたら、その世界は本当に平和な世界なのだな。そんな世界で暮らせたら……ふっ、夢物語だな)


『よーし、次はトリートメントだ』

『しかしそれは凄いな。妙に身体が軽くなったぞ』

『物凄い汚れだったぞ。3回も洗っちまった』

『それは悪かったな』

『よし、目を瞑ってこいつで顔を洗え』

『お、おう』


 石鹸水で顔を洗わせた後、絞ったタオルで拭いていく。

 まだ垢が出るようだが、これはおいおい落としていくしかあるまい。

 どのみち駅馬車で街ごとに風呂付きの宿に泊まれば、段々と綺麗になるだろう。

 折角の毛並みなのに、綺麗にしないともったいないぞ。

 トリートメントを洗い流し、バスタオルでざっくりと拭いていく。


『まだ慣れてないから弱いが勘弁してくれ。ええと、風よ』

『おお、これは気持ちが良いな。それぐらいの強さのほうが良いが、辛くはないのか』

『MPはあると思うが、これはどうにも精神に堪えるというか。まあ、やれん事はないから乾いたら言ってくれ』

『それにしても妙に毛がふわふわしているが、何かやったのか』

『あちらの世界での洗浄剤と、毛をふわふわにするものだ。毛髪専用だが、使えたみたいだな。さて、もういいな』

『ああ、しっかし近年に無くふわふわで妙な気分だぞ。まるで幼い頃のようだ』

『よし、風呂上りにはビールといくか』

『おっ、それはありがたいな』


 肴に何か出してやろうと、カラアゲを出してやる。

 1個食べたら動きが止まり、しばらくしたら次々と食べ始める。

 どうにも夢中で食っているみたいだが、そんなに美味いか、クククッ。


『うっ、全部食っちまった、悪い』

『そんなに美味かったか』

『初めて食べたが、何とも後を引く味だった』

『まだあるぞ、食いたいか』

『良いのなら欲しい』


 次々と出してやると夢中になって食うようだ。

 ビザを買った時についでに買った品だが、大量に買っておいて良かったな。

 持ち帰りなら安くなるからと、あちこちの店で毎晩100枚発注して、しまいにはもう来ないでくれとか言われて、クククッ。

 カラアゲとかのサイドメニューもありったけ注文してさ、営業時間中に売り切れになるぐらいに買ったんだよな。

 他にもフライドチキンの店でも大量に……おっとそれも出してやるか。

 珍しいのか美味いのか、出してやるとひたすら食っていく奴。

 ビールのお代わりも出してやれば、飲みながらひたすら食っていく。

 そのうちハンバーガーやヤキソバパンとかも食わせてみたいな。

 アンパンとジャムパンとクリームパンと揚げパン、どれが好みかも知りたいしな。

 すっかり満腹になった頃には、眠そうな顔になっていた。


『はぁぁ、美味かったな。お前の世界にはこんな美味い物があるんだな』

『まだまだあるから、また出してやるからな』

『本当に良いのか? もう手に入らないんだろ』

『構わんさ。オレはどうにも食生活が変わったらしくてな、食う為に入れたのは良いが、今では血のほうがいい』

『こちらに来て変わったのか? 』

『いや、向こうでも少しな。だが、こちらでたくさん飲めたせいか、すっかりそれに慣れたらしい。だから好きに食わせてやろうな』

『それならそれでありがたい。後は仲間にも食わせてやりたいものだな』

『料理法を分かるだけ教えてやろう。鳥の肉の美味い調理法をな』

『あれは鳥の肉なのか? それにしては妙に柔らかかったが』

『女連中に伝えれば、食生活が豊かになるさ』

『それはありがたいな。ふあぁぁ、ふうっ』

『よし、寝るぞ。抱き枕を所望する』

『くっくっくっ、へいへい、ボス』


 おお、これがモフモフというものか。

 ううむ、初めて体験したが、これは癖になるな。

 眠気は無いが、こうして包まれている気分は実に良い。


(冷酷かと思えば妙に優しかったりとよく分からない奴だが、少なくとも敵ではないようだ。と言うか、オレを信じているようだな。どうしてそこまで信じられる? 人族なのに人族には冷酷でオレには優しいとか、本当に人族らしくない人族だな、お前って奴は。それともこれが異世界人なのか? いや、それだけではあるまい。ともかく、こいつなら親父にとりなししても構うまい。だが、果たして他の同族が受け入れられるか、それが問題だな)


 それからも街に着くたびに風呂に入れ、石鹸やシャンプーやトリートメントの使い方にも慣れた様で、宿のメシよりもオレの出す飯を欲しがるようになる。

 なので宿は素泊まりにして、部屋でそれぞれが食う事になるが、オレは密閉容器を1つ空けると数日は余裕のようだ。

 それでもビールなどは嗜好品として飲んでいくが、どうにも駅馬車の他の乗客の興味を引いて困った。

 木で出来た大きなジョッキも購入し、それにビールを入れて飲むのだが、オレ達が飲んでいると妙に注目するのだ。

 メシも自分達で調達すると言って、二人してピザを食っていたりすると、皆が注目して弱った。

 さすがに寄こせとは言われないと思っていたが、夜中に脅しをくれた冒険者には弱ったものだと思った。

 殺すのは簡単だが、ここで殺すと目立つ。

 なので次の街に着いたら渡す、という約束で引き下がらせておいた。

 そして遂に目的の街に到着し、宿を決めた後にその冒険者達との待ち合わせ場所に赴く。


『よしよし、さあ、出せ』

『どれを出す』

『そのアーティファクトを出せって言ってんだ。何でも入る魔法の袋なんだろ』

『悪いがこれはスキルなんでな』

『いい加減な事を言うな。その袋だろ、寄こせ』

『断るとどうなるんだ』

『死にたいのかよ、ケッケッケッ』


 かなり身体も馴染んで来た事だし、ちょいと動いてみるか。

 5人の冒険者に対し、無力化を狙ってみると意外と簡単にやれた。

 どうやらレベルアップで相当にスピードも上がっているらしい。

 テラの好意の恩恵でやたらプラスされたうえに、あちらでの殺しの経験がレベルアップとなり、盗賊14人とゴブリンの殺しで更にレベルアップしていたが、それの恩恵もかなりあるようだ。

 路地裏での攻防は一方的なものとなり、物陰に押し込んで身包みを剥いで全員の血を抜いて殺した。

 後はこの死体は途中で捨てれば良いとボックスに入れ、何食わぬ顔をして宿に戻る。


 また売り物が増えたな。


 宿ではサッパリとしたセイルがのんびりとしていたので、早速飯を出してやる。

 やはり肉がお好みのようで、今夜の食事はフライドチキンである。

 でかい容器で出してやると、待ってましたとばかりに猛然と食べ始める。

 ジョッキにビールを注いでやれば、ゴクリゴクリと飲んでいく。

 すっかりあっちの食事に慣れたようで、帰ってからの食事が不安だと笑っている。

 そんなセイルの横で、密閉容器から飲んだ後、ビールで洗い流してタバコを吸う。


『あいつらも飲んだのか』

『血を抜いて殺してボックスの中だ。どっかで捨てないとな』

『さすがに肉は食えんか』

『生は不味くてな。焼けば食えるかも知れんが、オレは血だけあればいい』

『こちらの人族の肉は不味くて食えんぞ』

『やはりそうなのか。うん、捨てよう』

『だから戦って殺しても使い道が無くてな』

『モンスターでも肉の美味い奴が居るだろ。そいつらを養殖すれば良いのさ。餌を人間にしてよ』

『養殖とは何だ』

『だからな、逃げられないようにした肉の美味いモンスターに人間を食わしてな、育った頃に殺して食うのさ』

『成程な、そういう方法か』

『ロクに動けないようにしておけば、肉も柔らかくなるもんだ。動くから筋肉で固くなるんだよ』

『確かにそうかも知れん。よし、そいつを進言してみるか』

『戦場での死体処理と食料事情が改善するさ』

『確かにな』



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