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巨大岩蜥蜴を倒し終えたあと、無情にもあの機械音が流れる。


"単独でボスを倒し、また討伐時間が10分かかっていません。


特別ボーナスが加算されます。ボス討伐の経験値は入りませんがレベルが3000上がる事になります"


名前 二前(ニノマエ) (コウ)


バトルキング Lv9999


HP154800


MP164000


上級職 レベルMAX 10000 リターン(Lv3000)


聖騎士 Lv10000


バトルキング Lv9999


ネクロマンサー Lv10000


任意発動スキル 補助


【隠匿スキルLv5 生命察知Lv5 魔力察知Lv5 気配遮断Lv5】


任意発動スキル 戦闘


【剣術Lv5 格闘術Lv5 体術Lv5 索敵Lv5 縮地Lv5 魔力強化Lv5 金剛力 覇王の威嚇Lv5】


任意発動スキル その他


【金剛力 インベントリ】


常時発動スキル 補助


【必要経験値-50% 獲得経験値+50% 記憶力アップ 運気アップ 精神強化Lv5】


常時発動スキル その他


【魔力鎧Lv5 金剛体 神目 魔力循環Lv5 覇王の目覚めLv5 常闇の寝床Lv5】


聖騎士の時のみ、魔法が発動。


【魔法スキル 火炎魔法Lv5 大風魔法Lv5 水氷魔法Lv5 回復魔法Lv5 解毒魔法Lv5 解呪魔法Lv5】


ネクロマンサーの時発動


【魂の抽出 闇王の命令Lv5 闇魔法Lv5 死霊操作術Lv5】


これまで倒したモンスター達の経験値によって、レベルアップしていたようで、レベルは半端じゃなく上がっていたようだ。


そこにプラスでボスを倒して一気にレベルアップしたのに。


「・・・・・・何故だ?」


なんでだ。


どうせなら全てを終わらせて欲しかった、何で後1レベル足りないのかな?


普通こう言う時って一気にレベルアップしてハッピーエンドって言うのか。まあどんなドラマでも、映画でも、アニメや漫画でも同じじゃね。


ま、まあ。良いけどね、どうせ俺は主人公じゃないし、そんなキャラじゃ無い。それは俺も理解してるさ。なんかイラつきながらもネクロマンサーにジョブを変える。


今残っているモンスターがクリス、シルバー、太郎、次郎、からし、ロック、キリー、コングエイプ2匹と大鎧熊。それからシルバーウルフ2匹だけになってしまった。


だが、クリス、シルバー、ロックが各々S級に上がりナイトの称号が付いて、シルバーウルフ4匹と大鎧熊がAランクに上がり、コングエイプ2匹もランクが上がった。


なんか嬉しいやら寂しいやら。シルバーウルフは本当に可愛い、かなり減ったのが複雑だよ。

他の奴らは、まあコングエイプは違うけど俺をちょっと馬鹿にしているふしがある。


そう思うとシルバーウルフが沢山いなくなったのは寂しい限りだ。


先ずは残ったシルバーウルフと大鎧熊に名前を付ける。「シルバーウルフのお前は三郎。お前が四郎だ。大鎧熊は大ちゃん」


それから常闇の寝床から倒した全てのモンスターを出す。


「さて、出ろ。これから俺がお前達の王だ」


するとダンジョンの奥まで続くようにモンスターが出る。


余りの数の多さに面倒になり、Aランク以下のモンスターを全て廃棄。いつものようにコングエイプ達が魔石等を拾って持ってきてくれる。


残ったのは大岩蜥蜴、大日本鰐亀、デュラハン、ホーンアンデット王、レイス王、ワータイガー、ケンタウロスの7匹だった。


正直見ていないモンスターも多い、死霊系はキリーだろうな。ケンタウロスは確か、からしとコングエイプ2匹が倒したモンスターだったはずだ。


"名前を付けて下さい"


そう何時ものように頭に機械音が流れる。


「大岩蜥蜴は大岩、大日本鰐亀はワニ、デュラハンは赤い鎧だからレット、ホーンアンデット王はホーン、レイス王はなんか青いからブルー、ワータイガーはトラオ、ケンタウロスはケンタ。


これから、俺がお前達の王だ。勝手な事は許さない」


新たに加わったモンスターが一斉に頭を下げる。


ちなみにランクは大岩蜥蜴S ナイト


大日本鰐亀S ナイト


デュラハンA++


ホーンアンデットA ++


レイス王AA


ワータイガーA+


ケンタウロスA+++


となっていた。


兵隊と言うのは量より質が大事なのか? それとも量が大事なのか? 結論がでない気がする。


その後、常闇の寝床にみんなをしまうとダンジョンを出る。するとさおりのお母さんや協会副会長の紅葉さんを初め、多くの協会職員と冒険者達がダンジョンの入り口に集まっていた。


そこにサチエちゃんがいた気がした、姿が見えた気がするが確認する事も出来ずに協会の車に乗せられて秋田支部まで戻された。


「コウ君。状況を聞こう」


紅葉さんが意気揚々と言ってくる。


「断る。それより倒したモンスターの魔石やその他の買い取りをお願いする。

こんな面倒な事に巻き込まれて正直迷惑だ、俺は当分は秋田に来ない」


紅葉さんを押し退け買い取りを要求すると受付課の責任者が手続きをしてくれる事になった。


「そこをなんとかお願い出来んかね」


好々爺と言わんばかりの演技にイラつきを覚える。


「断る、モンスタートレインや、モンスターハウスとか問題があるならあんたらがやれば良い。俺達冒険者は駒じゃない。

今回のモンスタートレインも、ここにいる協会職員みんなが頑張れば何とかなったはずだ。


秋田支部は実力者揃いの支部だ、こんなAランクになりたてのペーペーに頼む必要もない」


俺の怒りに少し引いているようだ。

何かごめんね、シルバーウルフを失った悲しみはやはり大きい、八つ当たりして本当にごめんなさい。


受付課の人が売上金額を表示してくれる。


「一割を現金で、残りは口座振込みしといて」


「あの、売掛金を手形の支払いでは?」


「現金だ。


秋田支部って滅茶苦茶お金持ってる支部でしょ、去年も売上高は日本一だ。それも他を寄せ付けない程の圧倒的な資産だ。


びた一文まけるつもりは無いよ、協会が潰れようが俺の知った事じゃない」


受付部署の責任者がキレた。

「それは今後、我々と敵対するという事ですか?」


そこに対し俺も冷静に返す。

「敵対したいならいつでもいいぞ。

冒険者は優秀になればなる程引く手数多だ、どっちの損失が大きいのかな?」


「貴方はご自分が優秀であると?」


「違うか? 俺はたった1人でモンスタートレインを止めた。そんな実力を持つ冒険者が優秀では無いとここ秋田支部では考えているのか? 


ならモンスタートレインを止めるのは俺じゃ無く職員だけで良かっただろ。あんなに慌てていたくせにな、自分達がダンジョンに入って止めたら良かっただけじゃないのか」


「いえ、大変失礼しました」

俺の言い分に秋田支部の職員が折れた。

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こんばんは。 >兵隊は質なのか量なのか? 世界的に有名な某ロボットアニメに「戦いは数だよ兄貴!」という台詞があるように、国(某作品のように惑星や銀河系規模含め)同士のような大規模戦争なら間違いなく数…
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