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協会職員の4人を見る。

「先ずは俺が出ます。職員からモンスターを遠ざけます。その隙に職員2名を安全な場所まで移動して下さい」


「わかりました」

支部長の判断で決まる。


大怪我をした職員達の前まで来ると2人はすで憔悴し切った顔をしている、そして職員の前で集まった水蜥蜴をイキイキとキリーとシルバーが倒していた。ちょっとしたストレス発散になっているかも知れない。


そしてシルバーの横に立つ、それに合わせるようにシルバーとキリーが姿を消す。刀を出して水蜥蜴を倒し始めると後ろから4人が近付き、怪我をした2人を運び出す。


ジョブを聖騎士にして炎魔法を放つ。


「大火炎」「大火炎」「大火炎」「大火炎」


大半の水蜥蜴を倒したら、刀を持って残りを全て斬り倒す、するとコングエイプがこっそりと倒した水蜥蜴の魔石を集めてくれた。


コングエイプは本当に良い奴らだ。落ち着いた所でステイタスボードを見るとキリーのところに+が付いていた。


キリー A+


となっている。シルバーは元々レベルが高いせいか、この程度では変わらないみたいだ。


職員達と合流してダンジョンを出て、最寄りの協会支部まで来る。大怪我をおった2人はダンジョンを出た後で救急搬送されている、まあ。命に別状は無いとは思うが。たが納得行かない事も有る、何故俺まで支部に来ないと行けない!! っと思って付いてきたら会長秘書が俺を待っていた。

「二前さん。こちらは協会会長、柴田 円俊の秘書を勤める。森田さん。

二前さんに確認したい事があって来られたようです」


そう言って紹介されたのが同じ年位の男女だ。


「あの、どっちが秘書の森田さん?」


「私です」

手を上げたのが女性だった。


「それで俺に確認したい事とは?」

「会議室を借りております、先ずはそこに移動しましょう。それと、本日もう1泊ホテルに泊まって頂く事になると思います」


「それはかまいません。結構、魚料理が美味しいですし。個人的に気に入っています」


会議室に入るとサナエさんに送った動画の内容についての話しだった。

打ち合わせから、ずっとカメラを回し続けていたこともありかなり膨大な量だがそれを精査したのだろう。


森田さんがおもむろに話し始める。


「今回は大変なご迷惑をおかけしました。あの2人は元々Aランク下位の実力しかなかった者達です。

本当に優秀なら、千葉や本部ではなく秋田のSランクダンジョンに配置されます、それでもどこか自分達は優秀だと思いこんでいたようですね」


そんなことの為に俺を呼んだのか? そう思っていると本題に入る。

「この度、東京都に有るSランクダンジョンの検査を正式に行う事になりました。

それをコウさんとさおりさんにお願いしたいと考えています」


「俺とさおり? それは何故?」

「コウさんについては会長の柴田の指名です。

それから、最低2人で入る必要がありますので、補佐として動けるのはさおりさんがベストだろうと判断されました」


「さおりがベストと判断した理由は?」


「私はわかりません。機会があれば会長の柴田に直接聞いてもらえると助かります。

私共も何ら理由は聞いていなく、ただコウさんから承諾をもらってこい。


そう言われただけです」


「あのじじい!」

思わず悪態を付くと森田さんが笑う。

「会長をじじいと呼んで生きているは二前さん位ですよ。本当に恐ろしいお方です」


そうかいね。

「それで、調査の時期は?」


「学生であるさおりさんの事を考えて大型連休に合わせる予定です。後は学校の連休も活用したいとは思っています」


「そうですか、ならそうしましょうか。

俺なら何時でも大丈夫です。何せ暇を持て余しているような奴なので」


その後、もう一度Aランクダンジョンに戻って来た。ホテルの手続きは森田さんがしてくれたようで別のホテルに泊まる事になっている。


会議が終わり先ずはダンジョンに入る、入って直ぐ配下のみんなを出す。

今日は協会の人間が検査で入る事が知れ渡っているためか、ダンジョンに入る人がいない。


「さて、全員出ろ」


全員出ると流石に圧巻だ。


「このダンジョンでお前達のレベルアップを行う。兎に角モンスターを見たら倒せ。1人で倒せないなら2人で倒せ。


出来るだけレベルアップを行うぞ」


するとシルバーウルフ達は尻尾をフリフリとしながら合図を待っている。


「行け!」


「オオーン」「シャー」「ウホ」

それぞれに返事をするとダッシュで移動する。早速モンスターを見つけたのか戦いが始まっていた。


その後のんびりと歩きながら付いていく。どうもエイプ系のモンスターはこのダンジョンが苦手らしい、体が濡れるのを嫌がっている。


索敵をしてモンスターの数が多い場所を選び進んでいく。総勢で60匹近い数のモンスター達が移動するのだ、かなり早いペースで進む。


2階層にくる。2階層は両サイドが崖になっていた。するととたんにエイプ達が元気になる。特にコングエイプの2匹は我先に突進して亀形のモンスターを振り回し倒している。


それを見たロックが目を輝かせる。


ドラミングを始めると、一際でかい亀形モンスターに突進して硬い甲羅をダンジョンの崖にぶつけて倒し始めた。


ウルフ系のモンスター達はどうも亀形モンスターは苦手なようだ、攻めあぐねている。


3階層に入るとジャングルのようになっており、じめじめとした空気と足元が気になる。事前調べで、ここは森人、大手長猿、森鬼と呼ばれる亜人族のモンスターが出る階層だ。


何故海ダンジョンの中でジャングルかは良くわからないけど有るものは有効活用しよう。

シルバーが早速何かを見つけたらしく突っ込んで行く、シルバーをよそに次郎と太郎が残りのウルフ達を連れてジャングルに入る。


からしは適当に木々を倒しながら進み、大鎧熊は楽しそうに中に突進していく。


そしてロックを始めとするエイプ系達は大興奮だ、大興奮でジャングルの中に入り大手長猿を見つけては倒し始めていた。


そしてこの階層に入り2時間もするとウルフ系のモンスターが20匹減ってしまっていた。残ったものは問題ないかも知れないけどこれ程減るのは想定外だった。


ウルフ系モンスターが減った事にショックを受けながらホテルに来た。絶対に明日Sランクダンジョンに入って仲間を増やす、そう心に決めて就寝する。

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