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青龍の説得を聞かずに八海が攻めてくる、青龍は水属性でこの八海も水属性なのだと言う。
互いに水弾、水槍、水刃等を出して牽制している。
先に仕掛けたのは青龍の方で八海に体当たりする。八海の体が遠くに飛ばされダンジョンの壁にぶつかり地面に落ちた。
「八海、いつまで休んでいる。起きてこい」
八海が頭を振ると急に笑い始める。
「ブヒー、ブブ。ブフ、ブボー」
それを聞いた青龍が苛立ちを覚える、何やら馬鹿にされたようだ。八海が槍のような物を振り回し青龍の体を斬る。
ガギン! ガコン! バキン!!
八海が持つ槍のような物が持ち手の所から折れてしまう、慌てて青龍を見るも怪我などはしていなかった。
「八海、貴様。やはり訓練をサボってやがったな」
青龍が青筋を立て怒り、八海に体当たりすると八海が何とか受け止め青龍の顔を両手で押さえ踏ん張っている。
そこに青龍が口を軽く開きブレスを放つ。
「ブボボッ! グポ」
ブレスにより体が半分に切り裂かれ八海が倒れる。
そして八海が常闇の寝床に入る。
「主殿、大変お待たせ致しました」
「ご苦労さん」
「ハ!」
青龍から八海の魔石をもらう。薄い水色の非常にすんだ綺麗な魔石だった。
「八海、出ろ」
八海が寝床から出ると俺の前に立つ。
「これから俺がお前の主だ」
"闇王の命令が発動します。八海がこのまま承諾しない場合は八海の魂ごと消滅します"
"闇王の命令が発動します。八海がこのまま承諾しない場合は八海の魂ごと消滅します"
"闇王の命令が発動します。八海がこのまま承諾しない場合は八海の魂ごと消滅します"
"闇王の命令が発動します。八海がこのまま承諾しない場合は八海の魂ごと消滅します"
"闇王の命令が発動します。八海がこのまま承諾しない場合は八海の魂ごと消滅します"
"闇王の命令が発動しました。八海が承諾することはありませんでした。八海の魂ごと消滅します"
ボスン!!
巨大な音を立て八海が消える、だが不思議な事に八海の魔石だけが残っていた。
青龍が何処と無く寂しそうな顔をしていた。
直後に機械音が流れる。
「単独でボスを倒し、また討伐時間が10分かかっていません。
特別ボーナスが加算されます。ボス討伐の経験値は入りませんがレベルが3000上がる事になります」
名前 二前 宏
職業 ナイトメア Lv49906
HP76811
MP50996
超級職 レベルMAX 50000 リターン(Lv50000)
英雄 Lv49993
任意発動スキル 補助
【隠匿スキルLv5 生命察知Lv5 魔力察知Lv5 気配遮断Lv5 英雄の叫び ナイトメアの喜び】
任意発動スキル 戦闘
【戦闘術Lv5 索敵Lv5 縮地Lv5 魔力強化Lv5 金剛力Lv5 覇王の威嚇Lv5】
任意発動スキル その他
【インベントリLv5 常闇の寝床Lv5】
常時発動スキル 補助
【必要経験値-50% 獲得経験値+50% 記憶力アップ 運気アップ 精神強化Lv5 英雄の鼓舞 闇王の命令Lv5 死霊操作術Lv5】
常時発動スキル その他
【魔力鎧Lv5 金剛体Lv5 神目 魔力循環Lv5 覇王の目覚めLv5】
魔法スキル
【火炎魔法Lv5 大風魔法Lv5 水氷魔法Lv5 回復魔法Lv5 解毒魔法Lv5 解呪魔法Lv5 闇魔法Lv5】
「ねえ、コウ君。今変な機械音が聞こえてレベルが3000もアップしたんだけどなんだろ?」
さおりが震える体を押さえて聞いてきた。
「ボスを単独で討伐した時にもらえる特殊なギフトだよ」
「そうなの? 私もレベル10000を軽く越えちゃったんだけど」
「何かスキルに変化有る?」
「無い、剣鬼姫のままだけど。あっ、剣鬼姫の後に☆が付いてる」
「体に変化は無いか?」
「今のところは大丈夫」
「そうか。
今日はここまでにしよう。さおりのスキルの切り替わりは余り前例がない。1度戻って様子を見よう」
八海の階層を出てダンジョンを出る、車にのり家に付いた頃にさおりの体に少し変化が訪れた。さおりの部屋でさおりのお母さんと3人で話を始める。
「え? さおりのスキルに変更があった?」
「うん、基本的に剣鬼姫何だけど後ろに☆が付いた」
「☆、あの☆が付いたのね」
お母さんが少し心配そうな顔になる。
「何かご存知ですか?」
「いえ、初めて聞きました。もしかしたら限界レベルに近付いたのかもしれません。
少し調べてみましょう。ダンジョンが出来て約50年。我々冒険者もまだ詳しくわからない事も多いですから」
そう言うとさおりママが部屋を出ていく、すると何故か麒麟が出てきた。
「ここがさおりのお部屋? やっぱり女の子のお部屋だね。なんか主の部屋と違って可愛い」
「おい、何で出てきたの?」
「良いじゃないの。さおりのお部屋来てみたかったの。しかし主のお部屋って本当に何もないけど、さおりのお部屋は可愛い物が一杯有るね。見てて楽しい」
「え、て言うかコウ君のお部屋が質素すぎるだよ。本当に必要最小限の物しか無いから」
「そんな事を言われてもな。じゃあ、俺も戻る。麒麟適当に帰ってろよ」
「わかった。主またね」




