表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/174

俺達を連れて街中に有る協会のビルに来る。場所的に街ビルを借りている事もあり地下に駐車場がある。地下に入り、降りて誰にも見られるとこなく協会まで入る事が出来た。


この心遣いはかなり有難い。


協会の受付には新しいダンジョンの情報が欲しいのか冒険者がかなりの数集まって情報の公開を待っている。


それをよそに俺達は準備された会議室に入った。ダンジョンで撮影した写真、メモ、動画等を使い細かく説明を行う。

職員が最初に驚いていたのは大蟷螂により、ダンジョンに入った直後に俺が襲われたとこだ。


「では、コウさんの防御スキルがなけれはもしかすると今頃」


「可能性はあります。

それとこれは対戦後になってしまいましたが4階層以降の写真です。


あらゆる角度からの写真と改めてあちこちを見て回った時の動画です」


「城形ダンジョン!?

世界で一つしか発見されていないと言われたダンジョン? が、ここ松山に」


協会の支部長の男性がガタッと椅子に落ちてしまった。

「城形ダンジョンと言うのはどう言ったものですか? 私達が倒したモンスターは鬼人族と呼ばれる鬼系の最上位モンスターでした」


「鬼人族!! どのレベルのモンスターが出ましたか?」


「身長3m位の大型が1匹。2m位が20匹位、その他のモンスターはかなりですね。

さおりと2人でかなり時間をかけて殲滅しましたから」


さおりと2人。そう言うとさおりが少しこそばゆい顔をする。


「そうでしたか、ですが流石です。

我々は当初、クラン 赤の魔女に対処を依頼しました。すると赤の魔女本人から、コウさんとさおりさんを推薦すると返事が来たんです。


今、最も信用の置ける冒険者で、実力も赤の魔女に匹敵するとおっしゃってました。


そのお話は本当だった。本当にお二人とも無事で良かった、先ずはこの情報を公開します。ダンジョンランクはこれから1ヶ月前後をかけて決めて行きます」


「わかりました」


「では、明日。トラップのチェックをお願いします。


お話を伺うだけだとBランク相当だとは思いますが、もしかするとトラップは無いかもしれません。ただ、この形状と城ダンジョンと言うことを鑑みるとおそらくAランクに認定されるかもしれません」


「我々も同意見です。

ただ、Aランク冒険者も上位から下位の者までいます。Aランク冒険者にとってはSランク認定を望む声が出るかも知れません」


「わかりました、四国や九州、中国地方の有力な冒険者を複数集めて検討しましょう」


会議が終わると遅いお昼を取る、そして松山駅近くまで来て様々な観光名所を歩いて回る。


そして最後に観覧車に乗って今日の観光を終える。翌日、ダンジョンに入ると攻撃自体は無かったがやはり近い場所に大蟷螂が陣取っていた。


「ここはやっぱり要注意だな」

そう言って写真を取る。


「シャーー!!」

大蟷螂達が俺を見て怒りを露にし始める。


「出ろ」


俺の声にキリーとブルーが飛び出す。

大蟷螂の群れ30匹が全てが一瞬で細切れにされる、それから先を進み始め蜘蛛系が巣を作る場所にくる。


昨日、全てを焼き払ったにも関わらずすでに修復が終わり糸を地面に這わせ獲物が掛かるのを待っていた。


「キリー、ブルー。後ろに下がって来れ」

そう言ってビフォーアフターの為の写真を取る。


「大火炎」

炎魔法を使い蜘蛛の糸を全て焼き払うと、ダンジョンの小部屋に沢山の蜘蛛系モンスターが隠れた状態で撮影される。


「シルバー。氷ブレス」

「ワオン」


シルバーが一鳴きしてブレスをだしてダンジョン通路と蜘蛛達のいる脇の小部屋が全て凍り付く。


そして写真撮影しながら各小部屋を写して回る。

トラップを探しつつダンジョンを進むが何もなく、あの城ダンジョンまで来る。


キリーとブルー、シルバーを寝床に戻し、ゴールド、白虎、玄武、朱雀、青龍を出す。


「ちょっと、主。なんで私は呼ばれないの?」


そう言って呼んでもいない麒麟が出てくる。

「お前は呼ばなくても勝手に出てくるだろ」


「ムー。主の意地悪」


怒りながらさおりに抱き付いて嘘泣きを始める。


「ここはお前達に任せる、トラップや地下に入る場所なんかは最後に調べる。


倒しがいの無い奴らかも知れないけど殲滅しろ」


  「「「「「仰せのままに」」」」」


全員が頭を下げてると(きびす)を返し鬼人族に突進していく。


門や建物、城等も全てを破壊する勢いで登っていく。

すると30分もかからないうちに鬼人族が全滅。全ての配下をだして魔石拾いとトラップ探しに没頭するがトラップと言える物は発見できずに終わる。


その日の夕方。このダンジョンについての説明を行う記者会見が開かれた。


新に発見されたダンジョンは暫定としてAランク、そしてAランク以上の冒険者以外の出入りを禁止したと発表。


ダンジョン内部の簡単な配置を写した写真と共に経緯が説明された。


様々な質問が終わり粗方ダンジョンの説明が終った頃に今回誰がダンジョンに入ったのか、その質問が出た。


職員「ダンジョンに入った冒険者はSランク上位の冒険者2名です。

この2名については配信サービス等も行っていません。本人達の希望もあり、氏名の公表や写真の公開等は行っていません」


記者「1人の冒険者は伝説のFランクと呼ばれる冒険者との噂もあります、なぜそのような人がダンジョンにはったのでしょか?」


職員「我々は伝説のFランク本人やそう名乗っている冒険者を知りません。今、全国に伝説のFランクと呼ばれる冒険者やそう自称される方がいるのは把握しています。


今回ダンジョンに入った方が伝説のFランクと呼ばれている、もしくは自ら名乗っている。そういった事は確認していません」


記者「一緒に入ったのがまだ成人していない女性だと噂もあります。そのような未成年にこのような危険な行為をさせて良いと思っているのでしょうか?」


職員「我々は厳正に審査、検討の上で冒険者を選び依頼して対応しております。


成人かどうか、女性か男性で選ぶのでなく。確実に生きて出てこれる人を頼む。そう言う事です。

また、冒険者法に未成年がダンジョンに入ってはいけないと規定はされていません。誤解を招く言い方は控えて頂けると助かります」


記者「なっ! それでは貴方達は未成年をダンジョンにいれたと認める訳ですね」


職員「今回入った2人は本人達の希望もあり氏名の公表や写真の公開等は一切行っていません。


未成年どうこうの話は、『そのような未成年にこのような危険な行為をさせて良いと思っているのでしょうか?』と言う事に対する返答です。


我々も法律に乗っ取って運営しております、未成年でも許可があればダンジョンに入れますから」


そのもめにもめた記者会見をネットで見ながら俺とさおりは飛行機に乗り帰ってきていた。空港に到着すると協会職員の人が迎えに来てくれており、いつもの協会支部に帰ってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ