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さおりが疑問に思ったのだろう。


「ねえ、鬼人族ってそんなにヤバいの?」

「鬼人族は、からしを含む鬼系モンスターの最上位モンスターだ。

上位に位置する鬼人(オニヒト)族はゴールドを越える存在らしい。確か一番のトップは鬼神 酒呑童子と言うはずだ。

余りに強すぎて対処不可と言われているよ」


「それってコウ君とどっちが危険なの?」

「あだは俺をなんだと思ってるの?」


「だって、まだ最後の覚醒残してるんでしょ。この調子でいったら今年中には最後の覚醒出来るでしょう。


そうなったらどんなに強くなるの?」


「え? 主、まだ成長途中だったの」


麒麟が俺を見て、見ては行けない物を見てしまった顔をしている。


「俺にもわからない。最後の覚醒をしないと最終的にどこまで行けるかわからないんだよ」


「さおり、もしかして主、最後の覚醒したら人をやめるのかな?」

「有るかも」


「妾達みたいになるの?」

「どうだろう、でも、この辺のモンスターの方がまだ可愛いと思う位だと思うよ」


「そっかぁ。妾達、棄てられ無いかな?」

「何言ってるの。そんな事言うとコウ君悲しむよ」


「そ、そうだよね。妾達は主の大切なしもべだもんね」


さおりが麒麟の頭を撫でている。


するとゴールドが戻る。

「ただいま戻りました」


「ご苦労さん。どうだった?」

「ハイ、おそらくこれから先の階層は全て鬼人(オニヒト)族だと思われます」


「上位種はいる可能性は有るか?」

「おそらく、100人将か1000人将と呼ばれる兵士達がいる可能性があります。


少なくても10人将は複数いるでしょう」


「1000人将は勝てるか?」

「ハイ、問題ありません」


「麒麟、鬼人族との対戦は俺とさおりで行く、わかる情報を教えてくれ」

「え? 主は良いけど、さおりがいないのは妾さみしい」


「おい!」「「「「麒麟!!」」」」


青龍が俺を見る。


「主殿、あんな奴ら我らに任せてもらって問題ありません」

「そうじゃない、さおりと連携して対戦するのに良い訓練になる思っただけだ。

それと鬼人族が出るダンジョンは貴重だ、俺達も鬼人族を理解するのに対戦してみたいだけだ」


麒麟から話を聞くと時代劇かと思う内容が多く含まれていた。

大将をトップに、陣形を組んで攻める。格好は甲冑を付けた侍を想像させ、雑兵は足軽のような格好なのだと言う。


先頭で戦うもの達は10人将を中心行動し、10人将をまとめて戦いを運用するのが100人将。100人将は10人将を10組持って戦いを進める役割だと言う。


そして100人将を10組持つのが1000人将。その時々で総大将として働く。


だが鬼人族にとって1000人将はかなり下の中間職に過ぎないらしい。1000人将をまとめる者が小将軍、この小将軍ですら上位種(幹部)の仲間入りをしていないのだと言う。


そして鬼人族がいるのが基本的に山城なのだと言う。


「ちなみに1000人将は誰と同じ位の強さだ?」

「妾の見立てだとキリーやからし位かな」


「そんなに強いのか?」

「うん、主。キリーの封印を早めに解くことを薦める、キリーが本来の姿に戻るだけでだいぶ有利に戦える。

それとからしは鬼族の中でも物凄く強い部類。鬼人(オニヒト)族と戦うならからしの更なる強化は欠かせない」


「わかった。だがキリーについては来年まで無理だ」


「え? 何で!!」麒麟が俺を睨む。


「キリーの封印を解くダンジョンに行くための道路がすでに封鎖されてる。

あそこは冬の間、出入り出来ないようになってる。来年、さおりの大学も丁度終わるから、それからならダンジョンに入れる。そうなったら最初に行くよ」


「道路? 封鎖?」


麒麟がキョトンとしてる。


「人間には人間のルールがある、それを破ると俺達はダンジョンに入れなくなってしまう」

「人間って面倒なんだね、主」

「そうか、私、責任重大だね」


何故かさおりが気合いを入れ直していた。


次の階層に入る、すると直ぐに違和感に気付いた。そこはいくつかの階層をぶち抜いた感じの作りで、山があり、その山に城を築き各所に人を配置。


それは完全に時代劇の戦場だ。


山の上を見ると陣旗が立てられ、陣形ができておりいつでも戦える準備が整ったと言わんばかりだ。


その光景に思わず言葉を失う。


「凄いな、時代劇の映画のセットみたいだ」


「本当。凄いね。

何か、私やる気出てきた。でも失敗したな、こんなセットがあるなら紋付き袴で来れば良かった」


さおりの言葉に思わず笑いが出そうになる。

そんな俺達を見て後ろで麒麟と青龍がホッとした顔をしていた。


「で、コウ君。どう攻めるの?」

「当然、下から全てを倒して行く」


さおりと麒麟が呆れた顔をする。

「「これだから脳筋は」」

「何か言ったか?」


さおりと麒麟が顔を振る。山城に通じる道をそのまま進むと門があり、門番がいて俺達を見る。


「オーガァ」


門番の一鳴きでわらわらと30近い鬼人族が出る。


裸に甲冑のような物を付け、足は何も防具を付けない格好でこっちに走ってくる。


それを見て俺も刀を出す。


「どうせ、俺の言葉はわからないだろ。

俺がお前達を倒す男だ、お前らの大将に言っておけ敵襲だってな」


まるで時代劇の登場人物にでもなったかのような興奮で、近付く鬼人族を倒しながら門に向かう。俺が粗方倒し、こぼれたのをさおりが倒す。


門の前に固まっていた3人の鬼人族が俺とさおりに突進してきた。


「主、そいつらが10人将だよ」

「コウ君、私が倒す」

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