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コンコン!


「「ハイ」」


「おはようございます」


サナエさんの元気な声が聞こえる、サナエさんと共に留萌さんとさおりの母親が来た。


「2人共揃ってるわね」

さおりの母親が第一声を上げる。


「理事、先に私から2人に報告があります」


留萌さんが俺達を見て姿勢を正す。

「さて、先ずはコウ君とさおりちゃんにこれをお渡しします」


そう言って渡されたのはゴールドに輝く協会カードだ。俺とさおり共にSランクと記載されてあった。


「2人共にSランクに登録されました。現在Sランク登録されている冒険者は全国全で20名。


そこに2人も名前を連ねています。そしてコウ君は上位に位置していますよ。

さおりちゃんはAランクから昇級する形でSランク入りします。


2人共おめでとう」


「「ありがとうございます」」

さおりと2人、顔を見合わせて不思議な感じになる。


「2人共、おめでとう」

「ありがとうございます」「お母さん」


「さて、ここからが本番」


さおりの母親の顔が切り替わる。

「2人に愛媛県松山市に行ってもらいます、新たにダンジョンが発見されました。


松山市にいるAランク冒険者が外から確認しただけですがSランクに近いダンジョンではないか? 

そのように報告を受けました。先ずはダンジョンに入りどの程度のダンジョンか、どれ程危険かを見極める必要があります。


都内のSランクダンジョンを基準にSかAかを判定。もしA以下と判断された場合はAランクの上位冒険者を派遣します。


出発は今日の夕方。飛行機で移動、その後現地の職員と待ち合わせの上で明日からダンジョンに入ってもらいます」


さおりの母親が一息吸う。


「答えはハイだけです。他の意見は認めません」


「「ハイ!!」」


急な申し出に戸惑いながらも準備を進め、さおりと一緒に待ち合わせ先の空港に到着。そこで協会職員と4人で松山空港に向かい、現地の職員につれられてホテルに入り翌日からダンジョンに潜る事になり打ち合わせを行う。

翌日は車2台で向かう。内一台はWi-Fiを付けた司令室の役割があるのだと言う。


ダンジョンに先ずは潜りボス階層まで進む。そして必要に応じてトラップを確認する事で話がまとまった。

おまけにダンジョンに初めて人が入ると言う事もあり、今回は俺とさおりしか入らないのだと言う。


翌日、ホテル前に一台のワンボックスが止まる、車に乗ると中に今回の責任者がすでに乗っており俺達が乗るとすぐに出発となる。


誰も入ったことの無い新しいダンジョン。その事に少し緊張を覚える。

新しいダンジョンは松山市の郊外と聞いていたが、住宅等も多くある場所で近くに公園等もあり良い場所だ。


CランクかBランク位のダンジョンであれば多くの人が訪れる場所になるかも知れない。

CランクかBランク位が実は一番人気がある。


現地に到着すると警察の規制線の中に通され路上に駐車。


「では、コウさん、さおりさん。よろしくお願いします」

「ハイ」


俺達が車を降りると野次馬のように集まっている人垣から「若いな」「あんなんで大丈夫か?」


等の声が聞こえて来た。その中には今回は入れない事に納得がいってない冒険者もいるのだろう。文句に近い声も聞こえて来たりする。


準備を終えてさおりを見ると、手を上げてOKのサインが出た。


「では、これから入ります」

「お気を付けください。過去に入って直ぐにモンスターが待っていた例もあります」


「了解しました」

年の為魔法鎧と金剛体を強化してからダンジョンに入る。


するとそこに大きな蟷螂がいて入ると同時に攻撃を受けた。


ガキン!!


魔法鎧が蟷螂の攻撃を阻む。一気にダンジョンの中に入ると蟷螂に対し火炎魔法で応戦。

5匹いる蟷螂を全て燃やし尽くしてからさおりを中に入れる。


「凄いね、いきなり攻撃受けたの?」

「ああ、蟷螂のモンスターだと思ったけど、詳しい所は確認しないで魔法攻撃しちゃったよ」


「レベルはどう?」

「わからない。Aランクもいってない気はする」


そして蟷螂の魔石を拾いみんなを出す、早速麒麟がさおりに抱き付いていた。


「さおり。久しぶり。

最近、主がさおりと会わせてくれないから寂しかった」


おい、俺のせいか?


「麒麟、いい加減な事を言わなくていい。みんな集まれ状況を説明する」


麒麟がさおりに抱き付いたままで話を聞いていた。


「つまり、誰も入ったことの無いダンジョンで、それを妾達で最初に調べると言う事ね。


主、みんな出るよりクリス、シルバーを中心にウルフ系を出して行こう。ウルフ系は敏感だしトラップも直ぐに気が付くから頼りになるよ」


「わかった。残りは寝床に戻っても良いぞ」


配下達が寝床に戻る中、コングエイプだけ麒麟が止める。


「麒麟、何してんだ?」


「この子だけ別で残ってもらうの」

コングエイプは別に嫌そうなな顔をしてはいないので問題無いと思うけど。ダンジョンを進む、蟷螂の次が蠍だ。こいつは毒を持たないタイプだったはず。


「シルバー、ブレス」

シルバーのブレスで蠍達が凍って動けなくなる。


「毒は無いと思うが針には注意しろ」


クリスが突進していき蠍達をほぼ踏み潰す。さらに進むとシルバーが止まる。


「シルバー何か有るのか?」

シルバーがブレスを出す。

するとダンジョンを覆うように蜘蛛の糸が張り巡らされいた。


「朱雀」


「ハッ」朱雀が寝床からすっとあらわれる。


「全て焼き尽くしてくれ。もしかするとトラップの可能性もある」


「かしこまりました」


朱雀が蜘蛛糸を焼き尽くすとダンジョンの通路のわきに部屋が有ることを確認。


朱雀がその一つ一つに火を放ち、中にいる蜘蛛モンスターを倒して行く。

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