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【プロットタイプ】首輪を付けるのは

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


口より雄弁なのは、肌だと思うんですよ。

鏡花の饒舌である。取り分け気心を許した人間に対しては、思った事を全て吐き出す癖がある。そして其れは何も口だけではなく、表情や行動にもよく現れる。だが其れら一歳が封じられている時は、肌が語る事も多い。


好色で淫乱、性に対しても奔放な鏡花は定期的に布団に潜り込み、俺の体に触れ回って来る。意味を感じることの無い行為。目的のない行為。それでもあえて意味を見出すならば、鏡花が感じる悦と、俺の作品の素材集めだろうか。

今日も崩れた羽毛布団の中、適当に俺の身体に触れ回りながら、独りでに熱を上げている。

「あぁそうだ、瑠衣たん。今の出来事って元ネタにする?」

「しなかったら、容認してない」

元より俺達は自身の作品、執筆や挿絵の事になると、平気でネジを飛ばしてしまえる狂人だ。周りがどれだけ『おかしい』と叫ぼうとも、『異常だ』と叫ばれ様とも、きっと辞められない。

鏡花は徐にベッドから降りると、部屋の電気を付けた。暖色に染まったこの部屋は、この無意味な行為に無理に意味を齎しそうで、何とも息苦しくなる。

「さて。この方が良いか。幾ら観察眼がある瑠衣たんだって、暗がりの中で全て知る事は無理だもんね」

そうして此方に戻る。生まれつき人よりやや浅黒い肌。多少色付いても、その色に飲み込まれてしまう。やはり血の通った人間なのだと思う。

其れからはただ何時もの様に、俺に覆い被さって、顔やら体やらに口吸いを落とす。時折気紛れに素肌を撫で、自身の体重を掛けるのは、俺の体内に臓器が入っているか確認する為らしい。

勝手に人の体を弄り、勝手に上機嫌になっていく。そうすると今までの軽快な触りが緩慢に変化し、ただ何かを堪える様な苦悶の表情に成り下がる。

だから後は選手交代。軽口を叩くかなくなった此奴の代わりに、煽るような事を言い放ち、沼底に沈める行為に耽る。

「……熱い……」

機械の様な規則的な行いをしていると、上の方から絞り出す様な声が聞こえて来た。視線を上に向ける。歯噛みをして、苦しげな女の顔がそこにあった。けれども一際目を引いたのは、此奴の肩口だった。

炎症でも起こした様に斑に染まっている。湿疹の様な赤い華々が、転々と咲いていた。だがより特徴的だったのはその上、首だった。

まるで縄で締め上げたかのように、一筋の線が浮かび上がっている。首輪でも着けた様な真っ赤な線は、痛ぶられても居ないのに、存在を強く示していた。

「お前、こんな時でも、犬らしく振る舞うのかよ」

俺はその表面に指を這わせる。首輪を付けたのは俺なのだ。だからこそ、最後まで面倒を見なくては。

久々にパソコンを起動したら、Windows11のサポートなされないという事を聞き、( '-' )になりました。

※作者はド級の機械音痴。


そうだよね。雑な扱いを十年間もして、そこそこまともに起動して来たけど、もうお役ごめんか……。

などと考えながら、買い替えを考えてます。


電子機器の買い替えが多いな( '-' )

そして今日もやる事が多いな。


人の肌って意外と雄弁。暑さ寒さ、環境によっても、容易く色を変えます。

ただ今回の鏡花の首周りの赤みは結構特殊なんじゃないかな。


首でも締め上げた様に浮かぶ、一本の赤い線。

瑠衣は鏡花の事を、普段の振る舞い、言動から、『犬』だと思ってるんです。


勿論、買ってきた首輪を無理につける真似はしません。

おもくそドSで、人が足掻く姿を好ましい物として見なしているけれど、そこまで終わってない。


ただ他の誰でもなく、そんな風に線を出させる事が出来るのは、瑠衣だけ。首輪を付けるのは瑠衣だけなんです。


やっぱり犬っぽいな。

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