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タイトル未定  作者: オジリヤン
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この小説はHYAR'sというグループのメンバーであるオジリヤンの書いた小説です。

オジリヤンは本気で小説家を目指しているので、辛口こめんとをたくさんお願いしますww by吉田


「「はあ」」

 俺達は盛大なため息をつく。

 俺、神無一夜(かみなしいちや)神有光(かみありひかる)は買ったはいいが一ページもしていなかった参考書を小脇に挟んで人通りの少ない道を歩いている。

「今日から毎日三時間勉強ね」

 と言われたのが事の始まりだった。

「四時にあたしん家に集合」

「は?」

 私青春してます! と主張している、大きい黒の瞳が俺達を見つめている。

 三時間ってそりゃないやろ。

 めんどくさい。

「だってこんな点数じゃ高校行かれへんで!」

 俺達から奪い取ったテストの結果をビシビシ叩いていう大海七海(おおうみななみ)

 頭が良くてスポーツ万能。

 しかもかわいいということで学校一モテる女の子である。

 容姿端麗、文武両道、才色兼備。

 世界中の褒め言葉がほとんど当てはまるんじゃね? みたいな女の子だ。

 髪が漆黒のごとく黒い。その髪が太陽にあたりキラキラ奇麗に輝いている。

 ちなみに光も顔はいい。

 茶色の髪を短くもないし長くもないちょうどいい感じに切っている。

 目は大きくシャープだ。

 ちなみに俺は誰よりも黒い髪。

 魚の死んだような目。(光が言っただけで俺は認めていない)

 俺一人だけ仲間外れな感じがする。

「いやもういいいわ」

「一夜、もういいわってどういうこと?」

「そういうこと。俺、第二次希望の高校行くから」

「一夜、私と一緒の高校行きたくないんや」

 と光の速度で沈む大海。

 第一希望の学校は近いから楽なのだが一日三時間も勉強するなら少し遠い第二希望の学校に行く。

 いやまあ第二希望の学校も行けないので結局は勉強はしなくてはいけないのだが。

 いきなりガチンと腕を首に回される。所謂へッドロックだ。

「お前はぁ~、大海の言う事が聞けんのかぁ」

「うるせー! どっから沸いて出た」

「お前ってホンマ絡みやすいわ」

「光ぅ~たずけでぐれ~」

 助けを求めて手を伸ばすが、

「何時もの神無アビリティやん」

 冷たく跳ね除けられる。

 そう、俺は何とも不思議な能力を持っていたりするのだ。

「あははは」

 この笑いながら絡んでくる少年(馬場)は元いじめっ子で俺に倒されてたりする。

「お、またやってんのか」

 一名様追加でボディプレスをしてくる。

「止めろ~!」

 グエッ! とカエルが潰されたような声を出して倒れた。ムギュと柔らかいものに顔が当たる。

「一夜! 胸! 胸!」

 大海が顔を赤らめながら指摘してくる。

 俺は顔を離し、大海に謝ってから周りを見渡す。

 と、

「てんめー、ぶち殺す!」

「菅原さんになにすんねん!」

「大海、嫌がってるやろ!!」

「やれやれ~」

 俺の手に持っていたシャーペンが倒れた時に手からすっぽ抜けて菅原に当たったらしい。菅原はスクールカーストと呼ばれる制度の中でバラモン(一番上)に位置するのである。

「やじ何か飛ばしてんじゃねぇ!」

 と怒鳴ってから、

「ごめんごめん」

 謝るが、

「許すかぁぁ!」

「うわぁぁぁぁ!」

 教室のドアをけ開けて逃げ出す。

「逃げんな!」

 クラス中のみんなが追いかけてくる。

「ぬおおお! テメェら人を許すって気持ちは無いんか!」

「お前に対してはあるかぁ!」

「菅原、テメェ速く、迅速にコイツら除けろー!」

「うっさい! シャーペンめっちゃ痛いんやからな!」

「上げるよ、そのシャーペン! 俺二本持ってるし」

 渡り廊下をクラスメート全員を引き連れて走っていると、目の前に他のクラスの友達が二人いた。

 これ幸いと、助けを求める。

「そいつ捕まえてくれ!」

「おーい、助けてくりぇ~!」

 手を振って応援を頼むが、

「一夜、覚悟ォ!」

「ぬああああ!? 裏切んのかお前らぁぁ!」

 飛びかかって来た友達を手で押して、走る。

「逃げずに戦え!」

「戦えるかぁ!」

 あはははっという笑い声が聞こえる。

「スクールカースト制度のバラモンやろ! このアホ共をさっさとどけてくれぇ! 弱い者苛めして楽しいかぁ! この腐れ外道がぁあ!」

 必死に情に訴えかけるが、

「すんごい楽しいからいいねん!」

 即答だった。

 ちなみに俺の階級は無し。

 但し、みんなより下である。

 つまり一番地位が低い。

 シュードラよりも低い。

 何故気弱な子よりも低いのかはケンカの強い弱いじゃあ絶対に覆せない神無アビリティが絡んでたりする。

 しかも、距離感一緒(零距離)。

 前なんか気弱な子、北川に「一夜やってもいい気がする」とか言われてプリントを投げて渡された。

「改めて思い出したら泣けてきた」

 北川は俺だけにあんな態度なのだ。

 それなのに、みんな不思議に思わないというところで神無アビリティってあるんだなぁと感じる。

「楯突いてんじゃねぇ!」

「逃げんなや!」

 と元いじめっ子馬場の言い分。

「何でこんな余裕やねん。アイツ。それに苛められっ子が何で菅原にあんな事言えんの?」

 これは転校初日の転校生の言い分。

「いやいや、苛めじゃないから……一応……」

 と馬場。

 そう、俺は一番下のクセにこういう事を言えたりする。

 そしてこんなんで怖がっていたらとっくに自殺でも図っているだろう。

 不幸にも不良に絡まれたりした事があるので、そこまで恐くは無い。

 が、流石に三十人全員で来られるとキツいし、恐いものがある。

 そして、チャイム終了後までこの追いかけっこは続いた。

「ハァハァ」

 机に突っ伏してる俺らを見て、

「何でそんな疲れてんの?」

 先生が不思議そうに言う。

「神無アビリティのせいやろ」

 俺の能力とは、絡まれ体質&トラブル体質&誰に対しても遠慮という物を取っ払ってしまう体質&不思議な地位&何故かケンカ相手に事欠かない&運が無い&何故か学校の中の俺のグループが無い(友達は居るのに)などなど(中には音痴や鈍感さ(俺は認めてない。つーか鈍感じゃねぇ!)も)だ。

 これらを総じて神無アビリティと呼ぶ。

「マジで訳わからんよな。その能力。転校初日の転校生にしろ、気弱な大人しい子にしろ、ケンカで勝った相手にだって例外なく効くもんなぁ」

 光が不思議そうに言う。

「助けろよ、友達やんか」

「いや、いっつものことやし。俺らも一緒に追い掛けてたし」

「あっと驚くカミングアウト!?」

 ううう~。俺の友達の数はこのクラスで(三十人)十五人ぐらいである。

 ソイツらも全員追い掛けてくるのだ。

 あとの十五人は無関係やケンカ相手、何故か絡んでくる奴らである。

 あ~グループが無いのってこのトラブル体質のせい?

 まさか、大海や光も混じってるとは。

 そんな予感はしてたけどさ。

 因みに大海も光もグループがある。

「高校一緒に行かへん? 一夜がおったら楽しいと思うし」

 大海が誘ってくる。

「女の友達も男の友達もいっぱいおるやん光もいる居るやん。まあ、光は無理かもしれんけど。俺が行く必要はない!」

 そう、無理して俺が行く必要はない。

「はあ~、そっか私は一緒に行きたかったんだけど、いやなら仕方ないかあ。」

 俺達の方をチラッと見る。

 目を見ちゃダメだ、見ちゃダメだ。

 にやにやと光は俺を見てくる。

 はあ~とため息をついて俺の席から去ろうとする。

「わかった、わかった! 三時間でも四時間でも勉強するわ!」

 瞬間、Noと言えない日本人のフレーズが頭の片隅をよぎる。

 こーなること光はわかってるからにやにや見ていたんだろうと思うとむかつく。

「良かったあ」

 と最大級の笑顔で言われる。

「一夜っていっつも最後には良いって言ってくれるやんな」

「日本人ですから」

まずはこんな小説を読んで下さって有り難うございます。

えー、この小説について幾つか約束をしたいと思います。

いえ、あとがきなど皆さんの前で言わないと出来ないからとかではありませんよ。(汗)

一つ目はいきなり小説何てものを書き始めたのでまでどう書いていいかわかりませんのでいろいろ勉強(大嫌いな)をしていこうと思います。皆さん良かったら間違ってるところなどどんどん指摘して下さい。

二つ目は完結させます。いつ終わるかはわかりませんが……。

三つ目は文才を上げるよう(上がればいいな)頑張ります。

四つ目はまだありませが出来たらあとがきで書こうと思います。

良かったら最後まで根気強く見てやって下さい。宜しくお願いします。

byオジリヤン

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