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怖い話 ゴミ  作者: いちごまる
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怖い話 ゴミ

※これは、小学五年生の時に描いた私の気持ちをぶち込めたお話です。その時作ったお話通りなので、修正などは一切していません。もしかしたら、誤字や脱字、変な文章などが、含まれているかもしれませんが、これが小五の作品だということを頭に入れて、お読みください。

私は、南山優子が嫌いだ。理由は、そうじが嫌いでしなくったっていいと思ってる私に対して、優子は、そうじが好きで放課後も、休憩時間だってそうじしてるくらいである。

そんな気持ちを神様は、一つもわかってもらえなかった。今日のそうじの役割決めで、私は優子と同じ教室ほうきになってしまったのだ。最悪だ。

その日の夜のニュース。

「最近、中学生の死体が大きなゴミ箱に捨てられているという事件が多発しています。犯人は、監視カメラに少し背中が映ってあり、子供で、ほうきのような物を持っていることがわかります。

まだ、犯人は特定されておらず、危険性があるので皆さん充分にお気をつけください。」

何この事件。怖すぎでしょ。しかもこの近くって。やばくない?

私は、ソファでゴロゴロしながらポテチをぱくり。

「子供が、人殺しで、しかも死体をゴミ扱いだなんて。あんた、気をつけなさいよ。この近くなんだから。あんたの学校にいる可能性だって0じゃないんだから。」

お母さんは、洗濯物をたたみながら、言った。そんな怖いことそうそうないって。って文句言いたいけど、可能性も0じゃないのは、確かだしなあ。まあないと思うけど。

私は、そう思いながら、ぐっすりとソファで寝てしまった。


次の日のそうじ時間。私は、キレイにはくふりをした。サッサッササ。横を見ると、優子がていねいにゴミを集めているところだった。それを見て、自分のしていることがバカバカしく思えてきた。

はあ。早くそうじ終わんないかな。そう思いながらも私は、優子から目が離せなかった。


放課後。先生に言われて、書類を職員室に届けた後、私は早歩きで教室に戻った。みんなもう帰ってるはずだ。親友で家の近い珠香(ともか)は、おっとりしてて危なっかしいので、いつも靴箱で待つように言っている。そんな珠香をあまり靴箱で待たせるわけにはいかない。(危なっかしいから)

教室に戻ると、明かりがついていた。何だろうとのぞくと、優子がほうきで教室をはいているところだった。もう、どんだけそうじしたら気がすむんだよ。私は、タッタッタと走ると、ランドセルをとって、教室を出ようとした。だが、その時、強い視線を感じて私は、ドアの前でピタリと止まった。

振り返ると、優子が不気味な目で私を見ながら、ほうきでゴミをはいていた。何なの。そう思った瞬間、ほうきの持つところの先に目が行った。ほうきの持つところの先には、布がかぶさってあった。

こんなのうちのクラスにあったっけ。見たこともない。

「ねえ、何なのそのほうき。それ、このクラスの物じゃないよね。」

「・・・・。」

優子は、答えない。ただ私をジロジロ見てるだけ。

「何よ!その目。なんかいいたいことでもあるの。あるなら、言ってよね!」


「見てないよ?私は、ただ()()を見てるだけ。」


今回、この物語に目を向けてくださり、本当にありがとうございます。

もし少しでも心を動かされたり「面白い」と思ったら、評価やいいねをやってくださるととっっっても嬉しいです。


今回のお話は、小5の時に書いた私の気持ちを全て入れたある意味、力作のものです。

私は小5で、そうじをサボる子ばかりのクラスになりました。いつも、担任の先生が全然そうじが終わっていないこのクラスを見て、失望したような顔で見ていたのを覚えています。

確か、これを書いたのはその日の夜です。なので、本当に悲しさや苛立ちなどを全て込めています。


実は、このお話の解説があります。それも、今度投稿しようと思っているので、もしよければ、そちらも覗いてみてください。(今のところ、傑作の「あなたに命を捧げられたのなら・・・」もぜひぜひ!!)


これからも、応援よろしくお願いします!!

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