舞い降りた天使
❖この作品は黒森冬炎様主催企画『恋のリフレイン~恋歌書いて書いて企画~』参加作品です。
ぽよよよ~ん
不思議な擬音を響かせて
目の前に舞い降りた天使
「ぽよよよ♪」
不思議な言葉喋る
夢も何もかも失くした自分
「ぽよよ♪」
笑顔ばかりの天使
ふわふわ浮かんで
自分の周りを飛んでいる
うっとおしいと思ってた
「ぽよよ?」
心配してくれてるの、か?
ぽよよよ~ん!
天使のいきなりの変顔
思わず吹き出した
「ぽよよ~♪」
嬉しそうな天使
そんなに自分は笑ってなかったっけ
いつの間にか
「ぽよよー」
とか言う天使にすっかり慣れた
ある日
起きたら天使は居なくなってた
心にぽっかり空いた穴
乾いた空気
またある日
街に出た自分の耳に聞きなれたあの擬音
「ぽよよよ~ん」
人波を掻き分け
思わず手を掴んだその人は
「やっと会えたね」
と爽やかに笑ったのだった
ちょっと不思議的な恋の詩にしてみました。
意味不明だったらごめんなさい。
多分、暑さの所為……。
お読み下さり、本当にありがとうございます。