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脱獄  作者: えるえる
6/6

おまけ

 『そうか! 私をあざ笑いたかったんだ。私を困らせたかったんだ! そうに違いない……、妻が殺されて、でも私は運命通り物語を案内しなければならなかった。ひどく、滑稽だっただろう? 私を哀れに思っているのかい? そうであればひどく身勝手だ。勝手に読み進めて、勝手に哀れんで、君は勝手すぎる。私のことなんて、何一つ考えてくれない。あはははははははは』

 《あ~、作者です》


 ナレーター君が壊れてしまったので、代理で記入することにしました。

 ナレーター君のお仕事は、作者の世界に読者を案内する代理人なのにね。


 作者がいなければ、物語は産まれない。読者(”R”eader)がいなければ物語が”進”まない。

 この物語がいかに陳腐なものであろうとも、読者が読み続ける限り進むのです。


 読者と作者の関係、そして壊れたナレーター。

 狭い部屋から逃げようとし、そして欲望を満たして戻ってしまうR。


 あははははは! 滑稽です!

 わかりますか? この意味が!

 ナレーター君の叫びは、何と心地よいのでしょう!!!


 ◇◇◇


 読者が物語を気に入らないのであれば、出来ることは物語を閉じることだけ。

 そして最後まで読んで頂いたということは、何かに興味を持ち、作品から何かを持ち帰ろうとしたのでしょう。 


 作者の誘いに頼りながら、読者はその道を歩んでくれたのです。

 この文章を読んでもらったことが、何よりもその証拠となるでしょう。


 だからこそ私はこう締めくくります。


 最後まで読んでくれてありがとう。

 《いかがでしたでしょうか?

 感想やポイント評価、お待ちしています》

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