寛太さんに会いに行こう①
毎日投稿している人って本当に凄いですね。
もう、限界ですよ(笑)
俺と新美、天馬さんと玲哉さんの四人でラーメンを食し、寛太さんというGWOのジャージを作ってくれる人に会いに行く。
目的地に向かう道中、四人で自転車をゆっくりと並走させながら、俺は質問を投げかけてみた。
「――知り合いって言ってましたけど、どのような仲なんですか?近所とか?」
「うんにゃ、同級生。部活も一緒でいまだに交友があるんだよ」
天馬さんが嬉しそうに答える。同級生なのか……ってことは、高3であのレベルのジャージを作っているのか!?
「趣味が衣装作りなんですか?」
新美も気になったご様子で、食い入る様に口を開く。
「あいつの趣味は……モノ作りだな、衣装でもプラモでもフィギュアでもだ。手先が器用でセンスも良い。このGWOジャージもほとんど寛太のデザインなんだよ」
「……凄い人ですね。寛太さんって」
「そうでもない、見た目は死んだ魚の眼をしていて覇気がない、いつも気怠そうな顔をしている奴だよ」
玲哉さんは「見れば話かる」と言って、冷笑を浮かべた。
***
目的地に到着……したんだよな?
どうやら自営業の家の様だ。
自宅とお店が合体している。
それよりも……『クリーニング佐波』って?
俺は看板の文字をもう一度見る。合っているのか?
俺と新美の表情を見たのか、天馬さんは笑みを零す。
「言ってなかったな、寛ちゃんの家はクリーニング屋なんだよ。クリーニング業と並行してオリジナル服を作る店もやってるんだよ、上、上」
天馬さんは指で家の二階を指差す。
そこにはお洒落な看板で『king of heart』と書かれていた。
納得というか、一階の下町のクリーニング屋の看板との落差で同じ人が営んでいるとは思えなかった。
「――なんかやかましいと思ったらお前等か……」
一階のドアが開き、1人の男性が顔を見せる。
気怠そうな眼、寝癖の様な癖のある髪質、この人が寛太さんか――。
「――ん?見慣れない顔が……部活の後輩か。そうか、そうか」
寛太さんは俺達が何の目的で来たのか理解したらしく、分かりやすく舌打ちを入れながら手招きをして、「営業の邪魔だ、裏手の俺の部屋にこい」と言うのだった――。
これくらい短くてもいいよね?(勝手にして下さい)




