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ブラバン・B・アンビシャス ~吹奏楽で大志を抱け~   作者: 庭城優静
大会編:これこそが吹奏楽部?
19/167

how to リード

一心不乱に書いているので、内容が安定しません!


ご容赦を……。

 リードを購入した翌日は日曜日なので、練習は個人練習のみだ。強制ではなく、個人の自由。

 なのできた。


「オレも吹きたかったから構わないよ」


 新美を連れて、練習場に向かう。



 月曜日は授業でここを使用しない為、片づけはしなくて良いので、椅子や楽器ケースがそのまんま置かれている。

 

 部員の数は約半分くらい、1年はほぼきているみたいだ。


「鷹谷君、昨日買ったリードだけど直ぐには使えないからね」


「ああ、ゆっくりと日にちを掛けてリードを慣らしていくんだよな。買ったモノを直ぐに使えないのは歯がゆいな」


 昨日買ったリードはヴァンドレンV16・RICOグランドコンサート、どちらもアウトレット品で安かったので購入した。硬さは2半と柔らかいので、上手く扱えれば鬼に金棒だが大抵はびゃーびゃーな音、つまりいい音が鳴らないそうだ……頑張ろう。――それとレジェールリードだ。


「気持ちは分かる。でもレジェールリードなら使っていいでしょ」


「そうだな」


***

 レジェールリード、昨日買った練習用に重宝するヘタラない透明なプラスチックリード。

 リード一本で3000円以上する代物だが、吹奏感は普通のリードと変わりない。いい買い物をした。

 欠点を挙げるなら、リードの硬さを吟味しておかないと大金が無駄になることと、透明ゆえに吹いていると唾がくっきりと見えてしまうことだ。

 他人には見られたくない……。


「硬さはどうだい?」


「無難に3にしてみたけど正解だったみたいだ、問題なく吹けるよ。さあ、ロングトーンやろうぜ!」


 新美は、眼を輝かせる俺にうんざり顔をしながらも「君と一緒にいると上手くなれる気がするよ」と言って、練習に付き合ってくれた。


***

 俺達は基礎練に必要な道具を持って、空き教室に移動する。

 

 ロングトーンはたっぷりと。お互いの音を聞きながら音程を揃える。

 曲練習になると、読めない個所や吹き方なんかをざっくりではあるが説明をしてくれる。


 良い奴だよな、新美って……。


「……あまり見つめてくるなよ、オレにその気はないぜ?」


 ……さっきのは撤回しよう。


「――やっているな二人とも」


 ドアを二回ノックしながら玲哉さんが顔を見せる。

 部室で天馬さんと色々話をしていたはずだが……。


「部活が終わったら空いているか?」


「はい、大丈夫です」


「おなじく」


 彩矢さんの時とは違い、普通に返す。当たり前と言えば当たり前だな。


「昼飯一緒に食べに行くか、それと連れていきたい所がある」


「連れていきたい所……ですか?」


「ああ、GWOのジャージを作っている所に行く、進捗状況の確認をしにな。お前達は今度吹く側だから尚更な」


「もしかしてこないだ言っていた()()さんっていうのが……」


 プロムナードコンサートで演奏する時の衣装について玲哉さんが発した名前だ。部活に入って暫くたったため、寛太という部員がいないことが流石に分かったので、疑問に思っていたのだ。

 

 俺がそう聞いてみると「ご明察」と低い声で返ってくる。


「俺と天ちゃんの知り合いでな。器用な奴なんだが……凝り性でな、しっかりと作ってくれているかこの眼で確認する必要があるんだ。着る張本人が居た方が捗るかも知れないからな」


 玲哉さんはそう伝えて溜息をこぼす。


 一体、寛太さんはどんな人なんだろうか……。


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