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僕の彼女は魔王です  作者: シロクロヤギ
私が彼に惚れるまで
40/49

第2章:私が彼に惚れるまで:真生活

投稿遅れてすみません

一応目標は2日に1回と言っておきます

目標はです、目標は!あえて強調します

何気に40話を超えているのが驚きです

くだらない内容ですが今後もよろしくお願いします

私はおじさん達の家を離れて

学校の近くのマンションに引っ越した

必要なものはバイト先のホームセンターが役に立った

そして私がどうしても必要だったもの

両親の形見のヘッドギアと『パラレルワールド』と書かれたディスクを持っていっていた


学校では私をいじめてた一部のクラスの連中は皆んな社会から白い目で見られ始めたため居場所がなくなり皆んな転校してしまった、面白くない


学校側は対応に追われている

私も自殺未遂ということで何度か捕まりかけてるし

ずっとつけられてるけど、私もストーキングテクニックは持っているのなら無論巻くテクニックもある

だから私は全く問題なく、学校では軽く特別扱い

学校外では静かに暮らせている

今の私の行動理念は静かに暮らすことと言える

目的は達成したのだ、スクールカーストも、学校の教師達も、家庭環境も………

一つ忘れていた、担任がいたあの人にはまだ勝っていないし、あの人の課題は終わらない、次はあの人に勝つことかなぁ





朝、私は学校に行くと一雄君が復帰したらしく

私より先に教室にいた

こっちに気づくや否や近づいてきた


「山梨さん、少し話がしたいんだけど?いいかな?」


「……………うん、昼休みね」


「今すぐ話そう、授業は後回しだ」


いつにない剣幕だな…

ていうかこいつ一皮も二皮も向けやがった

今までなら私が右といった右向いてるような分際だったのに


「…分かった、行こうか」





私たちはいつもの踊り場に着いた


「で、話って、何かな?」


「先ずは感謝するよ、ありがとう山梨さん」


そういうと彼は深々と頭を下げた

正直意外だった、私は感謝されるようなことをした覚えはないし、まぁこいつはバカだから仕方ないか


「山梨さんのおかげで僕のカースト地位は変わったし、僕自身も僕に自信を軽くは持てるようになったよ、それに家族の問題まで解決してくれたね」


「なんのことかあんまりわかんないんだけど…

だって私は一雄君に自殺を巻き込んだ上、それすら果たせなくて世間に白い目を向けられるだけの存在にしちゃったんだよ?迷惑しかかけてないじゃない!」

全て事実だ、本来なら方捉えられるべきだ


「たとえ山梨さんにとってはそうでも

僕は誰かのために立ち向かう勇気を知ったし

結果的には僕らはあいつらに勝った

それに、お母さんが戻ってきたんだ

僕を心配してくれて、今はまだギクシャクしてるけど、そのうちきっとまた元どおりになるって僕は信じてるんだ、そう願ってるんだ、そしてそうなるように僕は努力しようと思えてるんだ!

全ては山梨さんとの体験のおかげなんだよ

きっかけは全てそこなんだ!

だから、本当にありがとう」


こうも成長するものなんだろうか?

たった1ヶ月程度で?

まぁ多分彼にしてみたら、軽く主人公気分なんだろうあんな痛々しい小説を書いてるんだからやむを得ない

でも多分これは本題じゃない


「分かった、感謝の言葉は素直に受け取るね

で、本当は何を言いにきたの?」


「なんで山梨さんは僕にあんな電話をしたんだい?

いちいち母さんの真似をして、僕を自殺に追いやって、何がしたかったんだい?なんとなくは分かってるんだけど僕はただ納得のいく答えが欲しいんだ!

それが今の僕が欲しいものなんだ!」


「気づいちゃったっていうかそりゃわかるよね」

流石にそこまでバカじゃなかったか…


「私はね、1人で自殺する勇気がなかったからあんな卑怯なことをしちゃったの、ごめんなさい

あなたが許してくれるとは思わないけど、謝らせてもらうわ、本当にごめんなさい」

心にもないことを言うのも楽になってきたし

表情を作るのも上手くなってきたなぁ


「…もういいよ、そんなことが聞きたかったんじゃないんだけど、もういいよ」


はぁ?やけに上から目線だなこいつ


「真意はわからないけど、これだけは言える

山梨さん、君は悲しい人だね、心がこもってない人だなんて悲しいね、君は、それじゃあね

僕はもうこれで君とはなんのつながりも無くなったよ

今までありがとう」


そういってからは去っていった

私は正直驚いていた、彼は軽く私の真髄に深淵に気づいていたって言うことになる

そしてあんな彼にもばれたとなると

途端にアホくさくなり、私はその日勝手に家に帰った、そしてその日から私は学校に行かなくなった





ずっとシミュレートしていた、と言うか答えを見つけていた、彼が私の本心に気づいたことに対して

両親の形見を使って、それすらも終わり、いよいよ何もすることがなくなった、無気力にバイトをして、

バイト帰りの道で私は出会う

両親の形見、『パラレルワールド』と書かれた

ゲームソフトとあのヘッドギアのセットのゲーム機が家電量販店に大量入荷されているのを

そして、明日、整理券配布だとかなんだとか書かれてあった、私はその時無意識にその店の前で一晩を越すことを決め、家に帰り、温かい格好と、寝袋と、

大量の現金と、携帯食料、携帯ゲーム機、音楽プレイヤーなどを持って行き私はその電気屋の近くの路地裏で、睡眠を始めた

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