表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の彼女は魔王です  作者: シロクロヤギ
ようこそパラレルワールドへ
4/49

プロローグ4:一興さって次一難

最初に言い訳をさせてください

今回で初の戦闘描写がありますが

初めてのため見苦しいものになってます

(そうならない努力をしろというところですが…)

頑張って練習します…


何かひどい悪夢を見てた気がする…

正面ではケンが頬を赤らめて僕を見てくるし

ルミは腹を抱えて笑っている、お前ほんとに女子か?

もっと少しこう…恥じらい的なものを知れよ、おしとやか的な、僕の彼女を見習ってほしいきっと下品な笑いじゃ無くて上品な笑い方をするだろうから。



「で、俺はどれくらいの時間寝ていた?」


「自滅したショウ曰くとっておきのスキルであんたはまず最初に40分、その次に二次災害でさらに10分

合計50分くらいかしらね?」


所々言い方に棘を含んでいるな全く…


「ところで二次災害ってなんだ?記憶がないんだか?

俺は何かしたのか?嫌な夢を見てた気がするが」


「あんなことまでしてくれちゃってよぉ〜、リーダーってば大胆!」




「ハックシュン!!」


「!!ショウ君が何か失った気がする!とても大切な何かを!初めては私って決めてたのに!あと私を褒めてくれた気がする!!」


「いや、いきなりどうした?リン?らしくない

くひゃみなんかして?」


「そうっすよびっくりしましたよ」


「分からないわ、分からないけど私の知り得ない何かが起こっている気がするの、ルミ関係じゃ無く」


「ルミじゃなけりゃ心配ないだろ、ケンじゃあるまいしさ」


「そうっすよ、新しい女なんかダンジョンにいませんしね、大丈夫っすよ」


「泥棒しようとしてたやつに言われてもね…

まぁそれもそうね、女はルミはしかいないしね」


「何でもいいけど大丈夫かい?

それじゃあまた出発するとしようじゃないか」




「ハックショイ!」


「はっくっしょーん!」


なんかやたら変わったくしゃみだなケンの…


「ちょっとカゼ?やめてよ2人揃って、うつさないでよ本当に〜、こっちの世界でもカゼは引くんだから」


「あぁごめんルミ、次はしっかり気をつけるから」


「俺も同じだぜ」




「そんなことより、だ、今ここは何階層だ?」


「今ここは7階層、あそこに見えるのが8階層へのはしごで、その手前に構えているのが中ボスのレッドドラゴン♂よ」


ぶるっ

なぜかオスのマークに恐怖したがなんでだろう?


「というか攻略初日の昨日に2階層ですでに、レッドドラゴンとは対峙しただろ?あれはバグか何かか?」


「多分そうでしょうね、最近バグ処理追いついてないらしくてさ、人員不足で嘆いてるって話よ」


頑張ってください運営さん、僕は祈りを捧げた


「まぁいいか、セオリー通りいくぞ」


「えっでも前は弾かれてなかった?」


「そうじゃねぇかリーダー」


「経験点をスキルにふりまくってる俺を信じろって」


「…まぁいい、分かったわもう一度やってみなさい」


「任せたぜリーダー!」


「おう!任された!」


ケンってほんと自分の考えないな


さてじゃぁ、まず第1に「スキル!宣戦布告!」


「えっ!何してんのショウ!?」


宣戦布告(全ステータス×2しかしほぼ100%相手に

先行を取られてしまう)


そこから「スキル!逆境!」


「あっ俺のスキルだ〜」


ここまでなら前回よりピンチだけど…

新スキルなら!「頼むぞ!スキル!獣の牙!」


「何それまた新スキル?あんた本当スキル好きね」


獣の牙(敏捷値が高ければ高いほど攻撃力、貫通力が高まる※発動後の刃物による初撃のみ)


「さぁこい!」


ドラゴンはほっぺを膨らませ

火球を飛ばしてきた


「グォォォォォォオオオオ」


「いやあっつ、痛っ、やばまじやばい」


「ヒールは?いる?」


「いや多分大丈夫このままでいく!行くぞ!

スキル!『野生の血』(敏捷値2倍が特筆ポイント、

他にも動体視力がとんでもないことになったり

今はいらないが、コウモリなどが聞き取れる周波数の音も聞き取れる!

まぁすごいスキルなのだ…で終わるわけなく…

どれだけMPが多くても最大MPの半分持ってかれる点が唯一の欠点で欠点がでかすぎる…)」


10メートルほど先のドラゴンの懐めがけ駆け出すと、周りの景色はスローモーションで、なんでもできるような気がした。


一瞬で懐に入りそこから頭上3メートルほどのところにあるドラゴンの顎にめがけ、全身全霊で跳躍し、

まずは怯ませるために顎にハイキックを決め

その勢いのまま空中で体を回転させながら

遠心力と獣の牙が乗った短剣をドラゴンの

喉めがけ全力で投げつけた

さらに落下途中にだめ押しで顔にめがけて一発殴っておいた

「グキッ」何かの折れたような音がした


「これで決まってくれ!!」


「ボトッ」と何かが落ちるような音がした

華麗に着地を決めドラゴンの方を見ると、首から上がなく、血しぶきをあげていた。

地面を探すと短剣が喉に突き刺さったドラゴンの顔を見つけた。




「一瞬で…私もスキル見直そうかなぁ」


「ほぇー、さすがリーダーだぜ」


内心気が気じゃないほどテンションが上がっているが

それを表に出すとダサいので、あくまで冷静に…


「ふぅ、取り敢えず、剥ぎ取りだ!!」


「おう!」「ええ!」


フォォオオオオ、やった、やったよ、あくまでクールに決めてやったぜ!


剥ぎ取っていると恐らく今までに見せたことのないような、緩みきった表情で剥ぎ取りしてるのが2人の冷めた視線で自覚した…


「オゥ、どうかしたか?」


「「………」」


ダサいけど、その辺は許してくれよ!

あとせめてなんか言って!

視姦される趣味なんて僕にはない!放置もやめて!


心は傷ついたが今のスータス確認だ

MP、HPも 共に全回復、怪我も軽傷のみ!


「最下層まであと少しね!」


「このまま一気に行こうぜ!」


どうしようか、一旦帰るか、…いやこのままラスボスまでいくか!今はテンションハイだし!


「そうだな…よし、行こう」


僕らは強敵を倒し、1つ強くなり、さらに下へとハシゴを降りた




正直8、9階層は楽だったエリアが狭いし、モンスターも少なく、通路が入り組んでいるから二体同時エンカウントも無く、ケンのデコイを展開し、モンスターがデコイに気を取られてるうちに背後を取り、奇襲しまくったから難なく倒せた。


しかし10階層へ続くハシゴの穴を覗き見ると

その下は更地でモンスターも見当たらない

どうやらここがラストのボス戦用ステージのようだ。


「思ってたより全体は小さかったわね」


「おっ、そうだな」


「とりあえず行こうか」


スルスルとハシゴを降りるとそこには体長3メートルほどのコカトリスが居た、さっきのドラゴンが5メートルほどなのでそこまで怖くはなかった


「なんだよただのでかい鳥じゃねぇか」


「炎を吐いたり、空を飛ぶのを除けば楽な敵ね、こんなボスよりもさっきのドラゴンの方がしんどいわ」


「念には念をって言うから、今使える全ステータスアップのスキルは使ってから挑もう」


「え〜、いらないでしょ、こんな鳥に」


「そうだって楽勝だぜ」


それもそうかなぁ


「まぁ任せるよ」


[イチイチ、ナメクサリヤガッテ…]


「ん?なんか言った?ショウ?」


「いや別に」「俺もなんも言ってないぜ」


なんか嫌な汗出てきた…


[コッチヲ見ロッ!]


「シアーハート◯タックかよお前!だが断る!」


「1人で何言ってやってんの?…」


「リーダー。寒い」


「いや、その…1度は言ってみたいセリフ

だったんだよ『だが断る!』ってさ!」


「意味わかんない」「リーダーそれは今じゃないぜ」


ちくしょう、(やめてショウのHPはもうゼロよ!)


[オレヲホットクンジャネェ!!]


まぁ、くだらない名台詞祭りはやめておこう

それよりモンスターって喋れたのか?初めての事だ


「お前たちモンスターって喋れたのか?」


[フフ、ソレハナ…]


「待って、カタカナだとめんどいから出来るなら普通に喋ってくんない?私そういう奴嫌いなんだけど?」


[はい、すみません……、俺様『怪鳥王コカトリス』は普通の雑魚のコカトリスと違い《魔王様》から直接力を授かり、ドラゴンをゆうに超える力、知能を持っているのだぁ!それゆえに私は今喋ることができている!フハハハハ!どうだ驚いたか!…こんな感じでどうでしょう?]


「オッケー、続けていいわよ」


[あっもう終わりました]


「「「……………」」」


[……………]


「なんか…ごめん、うちの奴が」


[あっ、いえこちらこそ]


「それで質問していいか?怪鳥王」


[答えれる範囲で答えてやろう]


調子戻ったな…


「この世界の魔王はこっちが攻めない限り、モンスターを送り込んだらはなかったはずだか?なぜ急に?」


[新たな魔王様が今までの穏健派の魔王様を倒し、我らモンスター、魔族を力で従え新たなる強襲派魔王軍団が誕生したのだ!]


それで最近は新ダンジョンが設立されまくってるのか

なるほど、運営は飽きさせないな

さて…気分を変えて


「なるほど分かった、では全力でその首取らせてもらう怪鳥王!」


[サァコイ、オロカナルチョウセンシャヨ!]


あっ、戻した、なんか緊張感無いな…


「全ステータスアップのスキルは使用済みか?2人とも?」


「あっ、私、現時点水属性の最高火力でバカ詠唱が長い『水龍の逆鱗』の詠唱が終わってるかいつでも仕留めれるよ、もうやっていい?」


[「………」]


「オッケーね!じゃぁ喰らえ!水龍の逆鱗!」


魔法陣が地面に浮かび上がり、そこから大量の水が湧き出し、形が整えられて行き水龍になった、その姿は、青く光る神話上の青龍を彷彿とさせた、そして水龍はコカトリスの周りを渦を巻きながら身を削ぎ落とし、傷つけていき。

ひと段落すると水龍がコカトリスから離れた、それはもう青龍ではなく血で水を染め赤龍となっていた。ビシャッと音とともに水龍は形を無くし地面に血だまりをつくった。


いやグロいスキルだなおい!あと御愁傷様です。



[グワァァァァァァ、ナニィ!!コノ、コカトリスが

コノ、コカトリスガァァァァ!]


「てめーの敗因は…たった1つだぜ…怪鳥王…たったひとつの単純な答えだ…てめーは会話が長すぎた」


…おいちょっとまて!ルミもジョ○ョ好きなのかよ!さっきバカにしたくせに!


「ルミカッケェ!」


ケンも僕のセリフ無かったことにしやがって!!

勝手な奴らだな!!




[タオシタホウビニジョウホウヲヤロウ…

イマ、シンマオウサマハ、『深淵のダンジョン』ニオラレル!]


「あそこは上級者向けのはずじゃ!

魔王なんて達人級のダンジョンにいるもんだろ!

あとそのうっとおしい口調」


[…………魔王様曰く、上級者になる前に無茶をした中級冒険者、天敵の聖属性の職業の連中を叩き潰し反抗勢力の芽を積むためにあんなカスダンジョンに潜られたのだ!]


あ、分かりやすくしてくれた


「確か深淵のダンジョンって…タケが行くっていってたような…!やばいすぐに引き返すよう伝えに行かないと!早くここを出て呼び戻しに行くぞ!お前ら」


「「了解!」」


[フフ、セイゼイア…ガ…ケ…ボウケンシャドモヨ…]


あっ戻ってる


「生き絶えたようだな…とりあえず剥ぎ取ろっか☆」


死にはしない世界で友や、彼女よりも

今は目先の素材や金が先だ

現実じゃなくてゲームなんだから、うん。

別に薄情じゃ無いもんね!そうだよね、多分…


「よし、終わったな?」

「オッケーよ」「終わったぜ!」

「じゃあ休み挟んで無いけどタケたちを助けに

深淵のダンジョンへいくぞ!」

「ええ!」「おぅ!」

ここまで読んでいただいた方

ありがとうございます

前書きで書いた通り戦闘描写や構成に関する

アドバイスや批評、感想をいただけたら幸いです


あと○ョジョネタを突っ込んいたので

わからない方や、不愉快に思った方がいたら

すみません、今後もジョ○ョ以外のネタも挟むと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ