プロローグ2:これが僕の日常です
もし、2話まで来られてる方おられたら
ありがとうございます。
プロローグはしばらく続きます。ご了承ください
ついにヒロインの彼女登場回です!
「おつかれー、まぁまぁ進んだんじゃない?」
ぼくはヘッドギアを外し、隣の《芝池留美》(以後ルミ)に声をかけた、
御察しの通りこの芝池留美こそがパラレルワールドでのルミなのだ、
容姿は、150〜155ほどで体重は無論知らない
ゲームと違いどこかは言わないがたわわだ …
さらに童顔ときた
いわゆるロリ巨乳だ…
「目がやらしい…」
「………」
気を取り直して…
本名まんまだって?まぁそこはもう一つの世界としてゲームを扱ってるから呼ばれ慣れた名前の方がいいだろうということで僕らのゲーム内での名前はほぼ本名だったり、漢字の読み方が違うとかだ。
「俺にはなんかねぇのかよ」
ちょっと怒ったような声で《種山健》(以後ケン)は僕につっかかってきた。
容姿は175〜180ほどと長身、体重は70ほどで
高身長、痩せ型、だが鍛えているという高スペック野郎だ。…なんか悲しくなってきた
「仕方ないじゃんお前とこれからの計画話してもついてこれねぇ鳥頭だし、実質お前は突っ込んでくれるだけで役に立ってるんだから、作戦必要ねぇだろ、今後あげるスキルも単純明快だしな」
「くっ、そう言われると反論できない…、ルミはなんかねぇのか、リーダーの《白上翔》(以後ショウ)によ」
待ってました!白上翔こそ僕の名だ
ん、容姿?私的にはまぁ10点満点中7点くらいだと思う、まぁ少しくらい自分に自信持たないとね
身長172、体重67、体脂肪率驚異の7%!
視力は1.5と高ステータスだと我ながら思う。
「そうねー、私としてはレッドドラゴンへの先制攻撃の毒牙スキルを外したところが1番致命的だから今回の戦犯はショウだと思ってるんだけど?何か反論ある?うちのリーダー兼自称ブレーン(笑)のショウ?」
うっ、痛いところを突かれる、せっかく俺の第一声でうやむやにし、無かったことにしょうとしたのに無駄になってしまった…
「そういやそうだったな、俺が死にかけたのお前のせいだぞショウ!」
お前は忘れてたんかい!!
全く、お前と話したら疲れるな
「まぁ悪かった、でもゲームオーバーは出てないし、しっかり進んでるから良しとしようぜ」
全力の微笑みで俺は誤魔化そうとした、しかし案の定というべきか、ルミはそこまで甘くは無かった…
「非を認めたから帰りアイスおごってね☆」
「あっ俺も頼んだぜリーダー!」
結局奢る羽目になってしまったか…くっそ今月俺の好きなシリーズのゲームの新作が出るのに、中古が出るまで我慢するか…
はぁ、少し落胆してるが、状況を説明しようと思う、
ここは《私立新開高校》(以後新開)は私立でも自由をモットーにしており、服装や、髪型は厳しい、茶髪まではオッケーらしい、部活動や、同好会などの自主的活動は自由度が高いのである、(ただし準備はほぼ自費だ)
そのことから結構人気な学校だが人気の1番の理由は
《パラレルワールド部》だ!無論、自分もそれ目当てで受験勉強は死ぬほど頑張った
なんせ家ではヘッドギアが二つしかなく僕は常にプレイできないのだ理由はその時が来ると話すとしよう、
そしてこのパラレルワールド部の部員は僕たちパーティーを合わせて、9人だ、人気の割に少ないと思っただろ?それには理由がある、この部に入るにはテストが存在するからだ!
そのテストを乗り越えたツワモノたちがこの9人なのだ!因みにこのパラレルワールド部は2年前出来たばかりで僕はこの部の二期生、そして学年は2年生だ、
今の時期は夏ですでに先輩たちはこの部を卒業し、今は大学受験の準備で忙しそうだ、すなわち僕はこの部の最高学年なのだ!
話が逸れたかな、まぁいいや、さっき言ったテストというのは実に勝手でその時の部に必要な職業をやってるか、レベルは高いか、など身勝手なテストなのだ、
因みに僕の場合はもともとレベルマックスの狩人だったのだがテストの日に無理やりジョブチェンジをさせられハンターを目指していたのに盗賊に変えられてしまったのは今でも涙なしでは語れない過去だ、
まぁ今は大義賊というレアジョブを目指して楽しんでるんだからいいんだけどね、
テスト時にその様子を見てほとんどの生徒が入部を怖がり、同期は俺含め5人しかいない、その5人こそがツワモノだ!
「おーい早く帰るぞー」
はっ、物思いにふけってしまっていた
「ごめんって部長(笑)」
「その呼び方やめてくれよ今まで通り《タケ》って呼んでくれってば」
「ごめんって、そう困った顔するなよタケ」
「わかればよろしいのだわかれば」
この部長ことタケこそパラレルワールド部の部長、
《高宮新太》(以後タケ)であり僕の親友だ、ゲーム内では賢者のジョブを選択してる。
容姿は身長175ほどで部内唯一の茶髪、
学年1と言われるほどのイケメンだ
(だが彼女はいない、理由はそのうちわかると思う…
僕の周りには好印象のやつしかいないのだろうか…)
「部長?早く私のショウ君を返してくれない?」
「ハイ、サーセン」
部長を一瞬で黙らせてしまった女の子こそ
何を隠そう、この僕の自慢の彼女なのだ!
名前は《山梨凛やまなしりん》(以後リン)
彼女の容姿は身長は高く165くらいあり、胸はまぁまぁ、なんというか出るところは出てるみたいな体の作りで顔は知的で、くっきりとした鼻筋をしている
彼氏の僕がいうのもなんだがまぁ整った顔立ちをしている。
ゲーム内でのジョブは召喚士を選択している。
「ショウ君、私の自慢はいいから早く一緒に帰りましょ?」
普通に心の中を読んでくるからなかなか主導権を握れないのが悩みだ。
「いや待ちなさいよ、ショウ?アイス忘れてないでしょうね?」「だろうな?」
お前は金魚の糞か?ケン?
「はいはい、男に二言はないよ帰りにコンビニ寄ろうか。ごめんなそれでもいいか?リン?」
「私はショウ君と帰れたら別にいいよ、本当は二人っきりがいいけどね、とくにルミとかルミとかルミとかいらないけどショウ君の頼みだもん!我慢する」
「なんかあたしたちが邪魔みたいな…」「そうだぞ」
だからケンお前に自分の意見はあるのか?
「お前ら仲いいのか悪いのか分からんな、まぁ帰るか、おーい後輩たち、鍵しめ頼んだぞ〜」
「はーい、お疲れ様です」
「ん、おつかれー」
後輩の紹介はまた今度にしよう流石に説明が多いと疲れるしな
校舎を出てコンビニに5人で歩き始める、
「タケは用事あんの?」
「いや、カードを買おうかなと…」
「カードってなんの?」
「ソシャゲの課金用の…」
「…今月いくら使った?」
「10万ほど…」
まだ今月始まって1週間だぞ…
こいつあれだな将来欲で身を滅ぼすタイプだな
彼女はができない理由はこれだろ多分
「ショウ君〜廃課金者なんかほっといて私と話しましょ♪レベルどれくらい上がったの?」
「ん?あぁ……」
と世間話をしているとコンビニについた
「俺これな」「私はこれ頼んだよ、ショウ♪」
こいつら…とくにルミ、お前らはもう少し遠慮というものを知れ
ATMから札束をおろしてるタケはそっとしておこう
彼氏だし少しリンにカッコつけるか!
「リンは何か欲しい物ある?」
「ん〜、じゃぁ〜、これ!」
そう言って0.02ミリとパッケージに書かれた四角い箱を差し出してきた。
……いやおれヤっちゃうよ!マジで、ヤっちゃうよ!
理性飛んじゃうよ!野獣になるよ!いいよ来いよ!
「ふふふっ、冗談だよ〜からかい甲斐があるなぁ
ショウ君ったら顔真っ赤にして、その調子だとまだお預けかな?」
焦った〜、リンさんマジ洒落なんないっす。
取り敢えず、平静を装い、レジを済ませ、ハイエナ2匹に仕方なく餌をくれてやる。
隣ではスマホを睨み世界に絶望したような親友の顔があるがそっとしておこう。
「じゃあな、リーダー」「バイバイ〜、アイスサンキュー」「またねショウ君」「ショウ、また明日な」
とそれぞと別れを済ませ家路を急ぐ。
家に着くと、「おかえりー」「ただいまー」
と挨拶を済ませ、1連の動きを終え、僕はリビングに寝転がった、
すると兄貴、《白上秀》(以後兄貴)が、「お前今何レベ?」と聞いてきた、
すると妹の《白上菜々(しらかみなな)》(以後ナナ)も真似して「おにーちゃん何レベ?」と聞いてきた、「あんた今何レベなの?」と母の《白上弥生》も尋ねる
お前らそれしか俺に言うことねーのかよ!
まぁナナと、兄貴は置いといて、かーさんもかよ!
話の流れから察せるがうちは家族みんなパラレルワールドをプレイしており各々が勝手にやっているので、先述したヘッドギア二つしか無いのがここできいていているのだ。
父はありきたりの海外へ単身赴任中である。
因みに兄貴と父はバカ強い
兄貴は大学1年で俺と同じパラレルワールド部に所属している、ナナは中学3年で陸上部だ。
「まぁなんでもいいわ、取り敢えずご飯食べましょ」
なんでもいいのかよ!
まぁいいや、飯食うか
そのあと、飯を食い、スマホのメッセージの返事をし、リンと電話し、風呂に入り、自室で寝る、これが僕の日常だ、眠くなってきたし、今日はもう寝よう、次はゲームの中から話すとしよう。
ここまで読んでくださったか
ありがとうございます
前回のあとがきにも書かせていただきましたが
至らぬ点、感想、修正、などございましたら
是非お申し付けください
ストックは少しだけあるので
2日に1回ほどのペースで更新を、目指したいです