プロローグ:ようこそ『パラレルワールドへ!』
初投稿です、至らぬ点しかないでしょうが
暇つぶしになれば幸いです。
プロローグが終わるまではタイトル回収はできません、説明回が続くと思います。
ご了承ください。
「クソドラゴンが喰らえ!毒牙!!」
しかし虚しいことに硬い鱗は僕の短剣の刀身を倒すことを許さなかった
「あっ、ミスっちゃった☆」
「はぁ〜、あんた何してんの?」
「えっ、ちょっとリーダー?」
僕らは一目散に逃げ出した
「走れ走れとにかく走れ!」僕は叫んだ
背後ではパーティーメンバーの身を焼かれたような悲痛な叫び声が聞こえて来る
「ちょ待てよ、リーダーああぁぁぁぁぁぁ!!」
振り返りたくなるが今は構ってられない(後でお詫びにメシでも奢ろうだから君の犠牲は忘れない)そう心の中でつぶやき僕は猛ダッシュしながら合掌した
「まてまて勝手に死んだことにするな!」
赤い髪の毛を炎で燃やしながら追いついてきたのは
パーティーメンバーの《ケン》だ
「案外平気みたいだなケン?」
「そりゃレッドドラゴンに挑む前に《ルミ》に即死回避レベル1をかけてもらってたからだろ!!なかったら死んでたぞ!あとそのほっとした顔こんな状況で何考えてる!まさか俺を心配して…断っとくが俺はノンケだからな!!」
ビックリマークの多いやつだな、あと、うるさい、そんなに喋る余裕があるなら足もっと早く動かせと思う
ちなみに僕がほっとした理由は死んだのを理由に何か物を買わされずに済んだのと俺が即死しないのが確認できたからだ!いやぁーよかったよかった
間違っても僕はそんな趣味はないむしろそんな発想にたどり着くお前の方がよっぽどそっちの才能があると思う。
「何か考えてる暇があるなら早く足動かして出口まで走って早く!ほら早く!《ショウ》!」
うっ、ケンと同レベルのことしてたのか俺…
洞窟の出口が見えてきた!あと少しで生きて帰る事が出来る!!
「あと少しだぞ!」
「見ればわかるわよ…」
「おっ、まじで助かるぅ〜」
僕らは一心不乱に走り、日の当たる地上へ飛び出した。
【お疲れ様です、ショウ様は職業レベル8〜9へ、
スキルの忍び足が3〜4へレベルアップしました
ケン様は職業レベル8〜9、スキルの重戦車が2〜3へレベルアップしました
ルミ様は職業レベル8〜9、スキルの即死回避が1〜2へレベルアップしました。
ダンジョン進行度は24%です。】
機械的な女性の音声が頭の中に鳴り響いた。
「ふぅ〜危うく死ぬところだったぁ」
「お前はおれをしんがりにしやがって!全く!」
「まぁ生きて帰れたし良しとしようよ、ね?私の即死回避もあるのもわかってたし多少は許してやりなよ」
「そもそも俺には盗賊スキルの忍び足が常時かかってるから俺は狙われにくいのわかってんのか?」
「あっ」
こいついつも思うけどアホだな
自己紹介が遅れたが僕の名は《ショウ》職業は盗賊
一応この3人のパーティーのリーダーだ喋る時に
一人称が僕だと恥ずかしいからいちいち意識して
俺に変えてるのはみんなには内緒にしている
容姿?黒髪で身長は175、体重63で普通
視力は自慢の2.0だ、スキルを使うともっとすごいことになる
隣のまな板や絶壁があだ名となっている
(理由は察してくれ)
白い髪のショートカットの女の子が
《ルミ》職業は魔道士このパーティーの紅一点だ
「ショウ?今何か失礼なこと考えた?」
「別に…何も…」
妙に勘が鋭いから女子って怖い、ルミはなおさらだ
僕のことをショウと呼んでいる
最後に赤い髪で筋骨隆々のいかにもアホそうなのが
《ケン》職業はタンク、パーティーの攻撃役と壁役を一人で担っている、頼れるが、いまいち頭が弱い…
「おっ、リーダーその目はやっぱり俺を頼りにしてる眼差しだなそれは!…決してあっち系の視線じゃないよな?なっ?」
「無論俺だってノンケに決まってるだろ!お前の頭が心配だわ!」
僕のことをリーダーと呼んでくれている
隣を見るとルミはため息をついている
ほんとおめでたいやつだよケンは
この3人でパーティーを組んでいる
さっから気になってたかもしれないが『死』が軽く扱われている理由はこれがゲームだからであるゲームの名は『パラレルワールド』安直な名前だよな僕もそう思う。
このゲームの世界観はもう一つの地球をテーマとしたものだ、ゲーム機はVRのヘッドギアをつけて手足で体を動かして操作する、
まぁラノベ、アニメ、映画と展開された伝説的なラノベの「SA○」や「アクセルワ◯ルド」が現実に来たみたいなものだ。
しかし違うのは移動はしないがある程度は体を動かすのでかなりしんどいし、長時間のVR操作は危ない。
それゆえ体力も結構使うし長時間遊べないが、本当に異世界に来たみたいでついはまってしまうのだ、僕たちのようにはまってしまうものが多くゲーム大国の日本では10代でやってないものはいないと言われるほどの人気ゲームだ。
ゲーム内では日本の経済のシステムが流用されており税金はゲーム内で存在し、江戸時代みたいに一定の額を村や町ごとに半年に一回王都に献上する。
そして王都はいわゆる運営であり、サービスの向上、チーターの駆除、デバックなど頑張ってくれている、そして村や町、市には必ずギルドがありギルド長がその土地の責任者であり、この人も運営である。
ギルド長はプレイヤーの月額を集めたり、本当にダンジョン攻略を手伝ってくれたり、職業が村人の人の農作業の手伝いと結構忙しい中間管理職だ。
そしてチュートリアルで自分のプロフィール、外見、をスキャンされたらヘッドギアが勝手に能力を測定しその人にあった職業を提示してくれる、無論それ以外を選ぶのも可能だ!
そして職種はなんと初期で20を超え上位職、運営の職も含めると最終的に100をゆうに超える、なぜならなんとモンスターや、魔王にもなれるからだ!
(スライムとかどうやって体動かすのか気になる)
他にも色々ある例えば、ゲームでの結婚あり、子供出産イベントあり、犯罪あり(だが運営にBANされるのでみんなやらない)、村や町ごとの戦争あり、決闘あり、はたまた田舎で百姓を選び田舎のスローライフを楽しむ、鍛治職人としてギルドを支える、旅の芸人をするもよし、ドラ○エなどではパーティーメンバーになる踊り子では無くガチの踊り子になって生活したり、商人や、漁師、はたまた牧師、ひいては特殊性癖の方に人気のある職業、奴隷などなど、なんでもありなのである。
『キーンコーンカーンコーン』
とまぁ説明はこんなものでそろそろログアウトしようと思う。
ちょうど学校のチャイムも聞こえてきたしね。
ここまで読んでくださった方、いらっしゃったらありがとうございます。
前書きの通り説明回です、すみません。
彼女は次話で登場してるのでよければ読んでやってください。
初投稿ゆえにまだまだ分からぬことが多々ありますので、感想や修正、気になる点などございましたら、指摘を願いします。