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美少女戦士のマスコット  作者: テン
13/16

○○0-2 雑魚コンビ㈱○○

「おい、聞いたか? 新しいヒーローの話」


「聞いた。ロリババァだって?」


普段は脇で悪役をやっている2人が、協会のロビーで会話をしていた。

今の話題は最近、ヒーローに登録された女性の話だった。


「ああ。25歳らしいぞ」


「なに? そんな年齢で美『少女』戦士を名乗ってるって?」


「そう。25歳のババァで、だ」


「許せんな」


「ああ。許せん」


2人の仕事は悪役。

メインの悪役ではなかった。

だが、その仕事ぶりは真面目で評判が良かった。


面倒見がよく、よく気が付くし、なにより愛想がよかった。


だから、周りの人間には信頼されている。

無論仕事仲間であるヒールを初めとした、ヒーローの人々にもである。


だが、いかんせん彼らにはそれらを損なって有り余る性癖があった。

幼児性愛者ロリコンである。


だから、彼らには『少女』という文字が付く仕事は来ない。

協会の方で仕事を切っていた。


彼らはそれに憤慨していた。

曰く──「Yesロリコン、Noタッチ。幼女の前でも紳士たれ」。


いくら協会の人間に自身の崇高な思いをぶつけても、届かない。

それでも、いつかロリと仕事をする事を楽しみにしている。


「もしも、仕事の依頼が来たらどうする?」


「……とりあえずは、受けるだろう。社会人として」


「だよなぁ。受けなきゃいけないよな」


「神をも冒涜する所業の人間に対して、思うところが無いでもない、けれどもな」


「だよなぁ……」


彼らには常人には理解できない思考回路でもって、ロリを讃えていた。

ロリの為なら死ねる。

それが口癖の彼らには今回の事態は許せることではなかった。


成人女性のクセに『少女』を名乗る不届き者。

それが彼らの氷上 麗という女性に対する認識であった。


「あ。でも、身体特徴は『少女』並みらしいぞ」


「合法ロリかよ!」


2人が笑い合った。

彼らの声は些か大きく、近くに座っている数人が顔を顰める。


ロビーの向こう側で暴れようとする小柄な女性を羽交い締めにする大柄な男がいるのを彼らは気づいていない。


「『雑魚コンビ㈱』の方はいらっしゃいますか~?」


ロビーに響く、受付の声。

それは今、会話していた2人の作った会社名だった。


「お、やっと呼ばれた」


「今回はロリと仕事ができると良いなぁ」


彼らは知らない。

今、ロビーで暴れている小柄な女性とこれから仕事をする事になることを。

全話、見直し&書き直しします。

文章を細かく区切ったりが中心です。

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