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器用度チート。実は有能なんです。(Dexterity cheat Smith)  作者: イベリア
第一章 どうも主人公です、この章は一章俺の有能さの紹介が行われるでしょう
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二日目午前 どうも主人公です。本日は朝から満天の空に向かってネジが盛大に飛ぶでしょう

メインヒロイン未登場で申し訳ありません。あと、ホモネタの憲兵はMOBで登場頻度も少なくネタとして登場する程度です。

あと、この世界ではまともな人が少ないです。

 朝っぱらから扉をたたく音が聞こえる。嫌な予感しかしない。

「おはようございます、アルゼノさんはいらっしゃいませんか?」

 あぁ、予感的中だ。昨日のやたら引き止めてくる憲兵様だ。

「あら、誰かしら?」

 母親が、首をかしげながら扉へ向かう。

「向こうは俺に用事みたいだし俺が出るよ。」

 昨日は結局家まではついてこなかったのだ。いや、ついてこさせなかった。万に一つ担当が変わる可能性にかけたのだがどうやら無効は相当鈍感らしい。

 扉を開けると、相変わらず爽やかな笑顔の頭のゆるい憲兵様がいらっしゃった。

「やあ、おはよう。」

 あぁ、今すぐ扉を閉めたい。

「おはようございます、どういったご要件でしょうか?」

 聞くと、それはそれは爽やかな笑顔で一枚の用紙を出した。

「君は憲兵の仕事に向いていると思ってね。」

 あぁ、早く帰って欲しい。

「あら、憲兵さん。玄関先ではなんですので。よかったら朝ごはんご一緒にいかがです。」

 いや、そこはお茶だろ。

「じゃあお言葉に甘えさせていただきます。」

 お前も食うのかよ!。

「あの、憲兵のお兄さん。朝ごはん食べてないんですか?」

 確認のために一応聞いておこう。今から食べるということは、きっと食べてないのだろうが念のため一応だ。

「ありがとう、僕のこと心配してくれたんだね。」

 そう言って頭に手を置かれた。

「そっちの人!!??」

 ツッコミは極力抑えようとしたが貞操の危機と寒気のせいで抑えきれなかった。消して俺は悪くない。

「大丈夫、しっかり食べてるから。」

 ん?こいつ朝食二回食べる気か?よく太らないな。

「それから、僕はそっちの人だよ。」

 なんで、思い出したようにいらない情報を渡してくるんだ?あぁ、寒気がする、貞操の危機を感じる。

 そんなことよりうちの母上殿は一体何をしているのだか。今息子が貞操の危機に陥ってるんですけど?

「いやぁ、昨日は息子さんそれはもう立派で。剣を持っているのに素手で強盗を返り討ちにしたんですよ。」

「それはそれは、お役に立てて何よりです。うちの息子、とっても器用なんですよ。」

 何和やかに会話してるの!!??早く助けてHelpMe!

「それはそうと、早く席につきなさい。ご飯冷めちゃうわよ。」

 お母さん!!??よりによってその人と一緒の席に座らせるの?なんなの?いじめなの?今この状況で拒否できないのにいじめるの?

「あ、あぁわかったよ母さん。」

 いやいや席に着くと、この同性愛者憲兵はかなり強引に本題を切り出した。

「息子さんには、憲兵の仕事あってると思うんです。だから今日はスカウトに来ました。」

 まさか、とは思うけど。許可とかしないよね?

「憲兵だなんて、光栄です。アルゼノ、安定した職業だし、母さんとしては憲兵になってくれると嬉しいのだけど……。」

 勧めてきたよ、頭のネジ緩いとかそういうレベルじゃなくて吹っ飛んでるよね!!??

「でも、俺鍛冶の修行もあるし。」

 俺の想いよ届け、真横にいる母さんに届け。

「あら、知ってるのよ。ほんの少しくらい鍛冶しなくても、ほかの鍛冶師に追いつかれることなんてないくらいすごい剣鍛えたんでしょ?だから、試しに憲兵の仕事もしてみてどっちが楽しいかで決めたらいいじゃない。」

 あぁ、もうだめだ。さらば俺の純潔、憲兵の皆様とお尻愛ってか?

「あのさ、かあさん……。」

 言いかけたところでエセ爽やかな暑苦しい性癖の男にさらわれた。

「お母さんの許しも出たところで早速今日のお仕事始めるぞ。」

「ぎゃー!下ろして!離して!助けて!犯される!!??」

「はっはっは、大丈夫。そんな不埒なやから、僕が退治してあげるから。」

「鏡見ろー!!」

 エセ爽やかな、暑苦しい性癖の男はその体力も暑苦しく、俺の家から憲兵詰所まで五百メートル程の距離を一分で、汗もかかずに駆け抜けた。朝からいろいろ覚悟して、いろいろ疲れた。もう、土に還りたい。

「災難だったな、若造。」

 詰所に着いて、一通りの手続きを終えると明らかにこの場にふさわしくない少女の声で話しかけられた。

「えと、なんのこと?」

 次の瞬間、すねに激痛が走った。

「んぎゃー!」

「先輩を少しは敬え。」

 よく見ると声の主の頭は俺の胸辺りにあり、憲兵の重装、騎士の鎧に身を包んでいた。しかし、それを確認した直後すねの痛みに悶絶して転んだわけで、今はそれを下から見上げているわけで。

「すみませんでした、先輩。」

 それを聞いて、得意げに鼻を鳴らした先輩と名乗るチビッ子は早速俺の手を引くと支給品置き場に連れて行った。

「軽装か、重装か、好きな方を選ぶといい。」

 そこには様々なサイズの鎧と様々な武器があった。

「とりあえず、体力にはそこまで自信がないので軽装にしますね。」

 鍛冶仕事のおかげで多少腕力には自信があるものの、内容がわからないうちは軽装で様子を見ることにする。やるからには堅実に行こう。そう思い、軽装の革鎧と軽いダガーを手に取る。

「よし、装備が決まったならパトロールという名のサボりだ。憲兵の仕事はサボりつつ、目に付いた犯罪を適当に取り締まるそれだけの仕事だ。行きたいところはあるか?」

 あぁ、この世界憲兵の定義もネジが飛んでいるのか。これまで十六年間生きてきたが土に還りたい。

「あぁ、なら灼鉄の炉へ行きたいです。」

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