幼稚園児にすら負けるもの。(茶道部合宿編その6)
「冬馬のラインに答えるなら、答えはイエス。冬馬が転生っていうものを信じていたか分からないけど、私には前世の記憶ってやつがあるから、本当にあるみたい。」
冬馬は黙って聞いていてくれるようだから、もらった飲み物で喉を潤しつつ話続ける。
「それでね、ここは乙女ゲームっていうものを舞台にした世界なんだ。」
そこから、一つ一つ丁寧に語っていった。
乙女ゲームとは、綺麗な男の子たちがいっぱい出て来て擬似的な恋愛をするシミュレーションゲームであるということ。
この世界が「君の恋する人は誰?春夏秋冬デイズ☆」という乙女ゲームが元になっていること。
冬馬、秋斗を始めとする生徒会の先輩方や友人が攻略対象者であること。主人公が夢城愛佳であり、私は悪役であったこと。
私は、このゲームをプレイしたことはなかったが、ここに入学した時にここが乙女ゲームの世界で自分が転生者であると気付いたこと。
未羽がサポートキャラというもので、私のゲームでの役割を教えてくれたこと。プレイしたことのある転生者の彼女と同盟を組んだこと。
乙女ゲームで男の子たちと愛を深めるきっかけを「イベント」といい、そこで好感度を上げることで恋愛すること。そのイベントというものが現実に事故や事件、行事の形で起こっていることに気付いたこと。
私の身に去年起こったことは、全てイベントであったこと。
これまでの事件が自分に降りかかることで「ゲーム補正」が起こっていることに気付いたこと。そのゲームの補正を更に補正しようと去年一年奮闘し続けたこと。
ゲームが終わり、そして新たに始まったこと。
「…これが概要。全部話し切れたわけじゃないけど…大体、話した。」
全ての概要を語り終えた頃にはすっかり缶のティーはぬるくなっていた。
冬馬は最後まで黙ったままずっと私の話を聞いてくれた。
そして、終わってからも黙っている。
夏の暑い日差しがようやく傾いてきた中で、はしゃいで走り回っている子供たちが見える。同じ公園の中なのにまるでここだけ世界に切り離されたみたいだ。
さて。ここからどうしよう。
冬馬の人格も、性格も、とりまく人間関係も変わっている。だから彼はゲームとは違う彼で、だからこそこの話をすることを気にすること必要はないのだと未羽は励ましてくれた。
でもどうしてもそこまでは割り切れない。もし自分だったら、こんな話を聞いてしまったらショックだし、何を信じていいか分からなくなる。
一体私は冬馬になんて言えばいいんだろう。
自分の人生がゲームの設定に基礎づけられているかもしれないと知ってしまった人に。
自分の気持ちがゲームというものに操作されていたのかもしれないと気づいてしまった人に。
ゲームというルールがあるということを知っていてずっと黙っていた人間が。
「………冬馬。」
私の呼びかけに冬馬がこちらに顔を向ける。
髪と同じ真っ黒な瞳を、いつでも裏まで見透かすようにまっすぐ向ける人。
あぁ、なんて綺麗な人なんだろう。
でもきっとこの人がこんなに綺麗な人じゃなくても、私はこの人が好きになっていたのに。
それをどう伝えたらいいんだろう。
「…と、冬馬。あの。」
「それで?その話をした雪は俺に何が言いたいの?」
冬馬は怒っている。さすがに半年も彼の傍にいたら気づく。冬馬は静かに苛立っている。
怖い。
冬馬が怒っていることが、じゃない。
冬馬がこの話にマイナスの感情を持っていて、それをぶつけられていることが、だ。
素直に感情を伝えてほしいと言ったのは自分だ、だから受け止めなくちゃいけない。
でも、そのマイナスの感情があることが、彼の私への想いを失わせてしまうものだとしたら。
彼に嫌われてしまったら。
怖い。嫌だ。
つい彼の目線から逃げて、地面を睨みつける。
「あの…ごめんなさい。」
「何についてのごめん?」
「冬馬が…こんなこと聞いたら嫌な思いするの分かってたのに、冬馬に知られてしまったこと。冬馬に嫌な思いをさせたこと。…私が転生者という立場にいながらみんなに関わってしまったこと。…冬馬を、好きになってしまったこと。」
「…なにそれ。」
返ってきたのは、酷く冷たい声だった。
今まで一度も聞いたことのない声に、喉の奥がきゅっと締まる。手を握りしめて必死でその辛さを飲み込む。
これは私が受けなきゃいけない罰だ。
冬馬がどういう性格で、どういう生い立ちなのかを知ったうえで彼を落とすことはおそらくそんなに難しくないはずだ。自分の心の琴線に触れて来る相手を気にならないわけがないんだから。
「ごめん…ごめんなさい…。好きになって、ごめんなさい。」
あなたに嫌われると思うとこんなに辛くなるほど、あなたのことを好きになってしまいました。
なんでこんなに振り回されるんだろう。恋愛ってなんで自分の思い通りにならないんだろう。
どうしてこんなに辛くなっちゃうのに、してしまうんだろう。
目頭が熱くなるのをこらえる。
「ごめん、話はこれでお終い。これを聞いてこの後、冬馬が私との関係を終わらせたいなら、それなら…」
「それなら?それなら雪は俺と別れるの?」
冬馬と別れるの?
こんなに好きになってしまったのに?
冬馬がそう望むのならイエスと言わなければいけないのに、言葉が詰まる。
口を開いたら嗚咽が漏れそうで、でもそれはずるいから、必死に唇を前歯で噛む。
言葉で言わなくてもいいんだ、首を縦に動かせばいい。それだけで伝わる。
なのに、どうして動けないんだろう。
それはずるいと分かっている。きちんと、頷かなければならない。
なのにどうしても、どうしても首を縦に動かせない。
「わ、わたし…私…。」
できない。
できないんだよもう。引き返せないんだよ。それくらい好きなんだよこの人が。
別れたくない。
「わかれ」
「雪。」
急に呼ばれて、目に溜まった涙が重力で落ちないように恐る恐る顔を上げようとすれば、引き寄せられて俯いた顎を上向かされる。
そして、少し乱暴に唇を重ねられた。
冬馬が離れてからようやく声が出せた。
「…とう、ま?怒ってるんじゃないの?」
「怒ってるよ。ものすごく。」
冬馬がぷいと顔を逸らし、憮然とした表情のままで返す。
「雪は全然分かってない。頭はいいのに、なんでこういう時に生かせないんだろう。雪は恋愛劣等生だな。」
「どういう、こと?」
「分からない?俺が何に怒っているか。」
「さ、さっき答えたので違うのなら。」
「さっきの答えに怒っているんだ。」
「え?」
「俺はね、ゲームだとかなんとかの話は正直どうでもいい。」
ど、どうでもいい、だと?
「気にならないって言ったら嘘だし、詳しく聞きたいことは山ほどあるし、思うこともたくさんある。でも今怒っていることには関係ない。」
冬馬は子供達が遠くで遊んでいるのを見ていた目をこちらに戻した。
「雪が謝った内容。」
「私が謝った内容?」
「雪、さっき言ったよな?俺たちと関わりを持ってごめんって。それから…俺を好きになってごめんって。」
「言った。」
「前世の記憶?乙女ゲームの世界?そんなことを知ってるからって恋愛しちゃいけないの?そんなもので左右されるくらい、俺の気持ちが脆弱だと思ってるの?」
「そんなことなんて思ってない!…ただ去年あった、ゲームの強制力を知っているからこそ…!」
冬馬が私の言葉に更に苛立ったように前髪をかき上げる。
「ゲームの強制力、ね。…この世界が本当にゲームの世界で、夢城が主人公なら俺はどんな夢城でも好きになっただろうし、彼女がどんなことをしてもそれほどマイナス感情は持たなかったんじゃないの?」
「と、途中からゲーム補正がかかって、私がゲームに主人公認定されてたから…。」
「俺が雪のことを好きになったのは去年の初め。明確なきっかけが分からなくても、それは確かだ。さっきの話だとその時から既にゲームは始まっていたし、夢城が主人公だったんだろ?」
さっきのあまりまとまりのないざっくりした話で要点を聞いているとは。さすがのリスニング力だ。
「…なんだかんだ理由をつけて雪が俺の気持ちをゲームのせいにしたことについて、一番腹が立つ。…そんなに信用なかったのかって、俺、自信がなくなった。」
「…ごめん。でも…。」
私が再び冬馬から目を逸らすと冬馬は更に続けた。
「じゃあさ、雪は俺がゲームの攻略対象者とやらだから俺のことが好きになったの?攻略対象者とやらの『設定』上惹かれる多数の女子の一人として、俺に惹かれて付き合ったの?そんなに雪の気持ちは軽いの?」
「違う!!それは絶対に違う!確かに冬馬の容姿は好きだよ。きっとそれも要因の一つだと思う。…でも、例え冬馬がそんなに見目麗しくなくても、私は冬馬のこと好きになってた。基本的に冷静で落ち着いていて物事に動じなくて、でも無邪気で純粋なところもあってウブで照れちゃったりして、真っ直ぐ一本芯が通ってて、頑固で負けず嫌いで、紳士的なのに腹黒で意地悪もする、そういう色んなところを見てきて、もっともっと知りたくなったの。いつの間にか目が離せなくなってたの。私だけに色々見せてほしいって思ったの。一番近くにいて、一番に考えてほしいって思ったの。普通の男の子としての冬馬に惹かれたの!私、冬馬に自分の気持ちを誤解されたくない。さっきそれをどうやって伝えようかと…!」
必死で訴えている途中でぎゅうっと抱き寄せられた。
落ち着いた静かな声音で言われる。
「俺の気持ち、分かった?」
冬馬も、こう思ってくれてる?どんな背景があろうと、今の私のことを好きになってくれた?
そうだとすれば、私の言葉は、考えは、間違いなく0点だ。
「…ごめんなさい。これは、冬馬の気持ちを疑ったことへの謝罪。」
「よろしい。」
そう言うものの、冬馬は私を放してくれない。夏は薄着だから半袖シャツの冬馬の素肌の腕に包まれて冬よりもよりドキドキする。今私が熱いのは、単に気温のせいでもなければ体温が伝わってくるせいだけじゃない。
「と、冬馬?」
「…はぁー本当にもう。怒ってるはずなのにな。」
「え?」
「雪ってさ、普段照れるくせに、焦ると素直になって話すからこっちの身がもたない。」
「へ?どういうこと?」
「…本当に恋愛においては劣等生だよな。」
「ううぅ。否定しないよ…。」
「いいよ別に。劣等生に教える先生は俺だから。でも俺以外からは絶対教わるなよ?」
耳元で低い声で言われると、恐怖とは違う意味でぞくっとする。
「冬馬、本当にごめんね。私、なんでもするし、償うから。」
「はい、雪減点。」
「えぇ?!早速?ゼロ点どころかマイナス点?!」
「なんでもするなんて、簡単に男の前では言うな。そんな雪にはペナルティーな。」
ちゅっと再びキスされる。
あああああなんだってこんなことになってるんだろう。
さっきまで別れるかもしれないと思って、気温すら感じられないくらい肝が冷えてたのに、今私のおでこにやかんを乗せたら沸騰させられますよ。
「あー。ちゅーしてるー!」
そんなアホなことを考えていたらいつの間に来たのか、遊んでいた子供達がじぃっと見ていた。
な、なんてことだ!!!
冬馬の体を両手で押し、離れようとするのにそれでも冬馬は放してくれない。
「と、冬馬!小さい子供達の教育上よろしくない!」
「だから?俺、言われてやめるほど簡単に怒りは冷めてないから。せいぜい恥ずかしがれば?」
「とうまぁ!ぺ、ペナルティーは甘んじて受けるからっ!ここでは!お願いっ!」
「ここでは、ね。…雪が俺の質問になんでも答える権利くれたら放してあげる。」
「あ、あげる!!あげるから!」
どっちにしても冬馬に隠すことなんてもうほとんどないんだ!
少々不満そうに私を離す冬馬に、ませた今時の子供達が質問した。
「おにーさんかっこいいー!おにーさん、このきれーなおねーさんのこと、すきなの?」
「こい、してるのー?」
なんてこと訊いてくれてるんだ!この子たち幼稚園くらいだよね?なんで恋愛なんて知ってるの?!私、幼稚園の時恋愛の存在すら知らなかったよ?!
「そうだよ、大好きだ。恋愛って意味でね。」
にこっと冬馬が笑って答えると、男の子も女の子も、ぽあ〜と冬馬に見惚れる。
え、こんな子供すら魅了されちゃうの?冬馬、なんてやつ。
「おねーさんもこのおにーさんだいすきなのー?」
なに!?矛先をこっちに変えただと!?大人しく冬馬に見惚れていればいいものを…!
「どうなんですか?おねーさん?」
ほらきた!隣でにやにやする自分の彼氏が恨めしい。
「〜〜〜っ!好きだよ、大好きだよ!!」
ヤケクソのように言うと、子供達はきゃあっとまた盛り上がる。
「じゃあらぶらぶなの〜?」
「らぶらぶだからちゅーするのー?」
あぁくそっ、これも否定できないよ!今時の幼稚園児はちゅーとか普通に知ってるもんなのか。それにしても幼稚園児にちゅーなんて単語教えても…
あれ、もしかしなくても私、幼稚園児に負けてる?
くっ、ここは大人の余裕で笑顔を見せなければ!こんなもんどうってことないぞという空気を出さなければ…!
「そ、そうだね。」
にっこり。
どうだこの笑顔!大人の余裕だぞ?
「ねぇねぇ、おねーさんはこれからもっとおにーさんとなかよくするんでしょう?」
「そ、そうだよ。おにいさんと仲良しだからね。」
「じゃあ、『おとうと』か『いもうと』ができるんだあ!!いいなぁ、あたしもいもうと、ほしー!」
可愛らしい女の子がにぱっと笑顔で暴投してきた。
隣で幼稚園児軍団と私の戦いをにやにやと見守りながらお茶を飲んでいた冬馬がその瞬間に噴いた。
「えー?ちがうのー?」
「ななななななんで?!なんでそうなるの!?」
「おかあさんとおとうさんがいってたよー?らぶらぶだと、ちゅーするんだって!」
「いっぱいちゅーしてね?それでもっとなかよくすると、『おとうと』か『いもうと』ができるんだって!」
「だから、おとうさんとおかあさんがなかよくできるよう、じゃましちゃだめなんだって!」
「おにいさんたちは、いもうとができるのー?」
「おとうとだよなー!?」
「えぇーいもうとの方がいいよー!」
勝手に妹がいいか弟がいいかの論争をし始めたところ悪いが、論点はそこじゃないぞ?
そうかそうかそうか…。親か…。こんな小さい子たちに「こうのとりが子供を運んでくるのよ」とかそういうやんわりとした夢が与えられないのは最近のテレビのせいではなかったのか…。
なるほどな!
「親!!親、出てこい!!私が子供の教育の指導をしてやるっ!」
立ち上がって握りこぶしをぎりぎりと固める。
さぁいつでもやってこい!体育会系指導の準備は万端さ!
「はいはい、雪、座って。」
のはずだったのだが、お茶を噴いた後、声も出せないくらい爆笑していた冬馬が、ひとしきり笑ってから私を座らせると子供達に律儀に答えた。
「そうだよ、俺たちはラブラブだからチューするんだ。でも君たちのお父さんたちとは違うから仲良くしても『妹』や『弟』はできないね。」
「えー?『いもうと』とか『おとうと』できるってうそなのー?」
「嘘じゃないよ。君たちの場合は。」
「えぇえー?なんでなんで―?」
「詳しくはお父さんにちゃんと聞くといいよ。ただしもう少し大人になったらね。」
冬馬も違うだろ!
「詳しく聞かせてどうするの!?」
「情報は正しく教えた方がいいだろ?」
「早すぎます!」
「もう少し大人になったら、って言っただろ?それとも、雪がここでこの子たちに『こうのとり』が子供を運んでくるって教えるの?」
「できるわけないでしょそんなこと!!!」
ボケ(だと信じたい)とツッコミを始めた私たちを見ていた子供たちがきゅっと私の服を掴んだ。
「け、けんかしたらやだ…。」
「ごめんね?おにーさんとおねーさん、なかよくしてたのに、じゃま、しちゃった…?」
私と冬馬は単にいつも通りじゃれてるだけなのだけど、この会話のテンポが「仲がいいからできる」とはまだまだ分からない子供たちが一様に不安げにこちらを見て申し訳なさそうな顔をする。
いけない。これこそ教育に悪いなぁ。
「そ、そんなことないんだよ?これは仲良しだからできるおしゃべりで…。」
「でもおねーさん、怒ってるよね…?」
「怒ってない、怒ってないよ。」
君たちのご両親にはそこに正座していただきたいとは思ってるけどな!
「ほんと…?」
「うんほんとほんと。ね、とうま…!」
困った顔で冬馬の方を向いた瞬間に、くい、と肩を引寄せられた。
軽く唇を重ねて、一瞬で離れると、冬馬がにっこりと子供たちに完璧な笑顔で話しかける。
「ほら、仲良いだろ?喧嘩してないよ。」
きゃああああ!と嬉しそうに盛り上がる子供たち。
さっきまでの子供たちの不安げな顔を見てしまったら、恥ずかしさでわぁっと叫び出すことも出来ない。ちら、と隣を赤い顔で見れば、にこにことこちらを見て来る。
この人狙ってた!絶対わざとやった!もうこの状況すら故意に作り出したとしか思えない!勘弁してください、こんな子供達の前で私の精神を磨り減らさせることでさっきの憂さ晴らしをしないでください!
「ほほほほほら、みんなもう夕方でしょ?帰らないと、ら、ラブラブのお母さんとお父さんが心配するよ?」
「じゃあ、さいごにもっかいちゅーして!」
「!!!!」
リクエストに応えた冬馬は固まる私の頰に再度ちゅと唇をつけた。
「とととと!」
わなわなして動けなくなる私の口を手で押さえる冬馬。
「えー!ほっぺぇ?!」
「見世物じゃないからな。」
「みせものー?ってなぁに?」
「君たちに言われたからキスしたんじゃなくて、俺がしたいからしたってこと。」
けちーと言いながらも、なかよくしてねーと大人びた言葉を残す子供たちを見送る最中で隣でさらりと言って来る。
「別れるなんて言わせない。」
「わ、別れられないって言おうとしたの!」
「そう。もしかしたら別れるっていうのかと思った。」
「できないよ…迷ってもどうしても言うことすら…。」
「まぁ言わせないけど。」
「え?」
妙に断定的なので、問い返すように冬馬を見れば素敵な笑顔で微笑まれた。
「悪い男に捕まったんだって思って諦めて。雪を手放すつもりは今後一切ないから。いたいけな子供を利用しても何をしてもね。」
やっぱり腹黒度はもうちょっと抑えてもらってもいいです!心臓もちません!
次で茶道部合宿編はおしまいです。