レストア戦闘機2
【レストア戦闘機2】
◎テキサン
練習機AT-6テキサンをテールハットでレストアしたもの。
機首に50口径機銃M2を一門、両翼に二〇ミリ機関砲を一門ずつ計二門を装備しているが、基本は訓練用の練習機。
一万五千機以上という生産数は、練習機としては破格の数。
※作者注
ハリウッドの古い戦争映画で零戦の「代役」として出演しているおなじみさん?です。
昔は本物の零戦だと思ってたよなあ。(笑)
こういう地味に役に立っているものって好きなんですよね。
作中では描けませんでしたが、最高速度が飛竜に近いため、模擬戦では飛竜役を務めてます。ここでも代役かい。(笑)
◎スピットファイア
どこかの好事家のコレクションだった機体をテールハットで復元したもの。
形式などは不明。
エンジンの状態が悪く、始動と同時に出火。破損機扱いとなった。
※作者注
大戦機のレストアが困難であることを描くためのエピソードで登場したため、欠陥機みたいな描かれ方をしてしまいました。(笑)
なんでスピットファイアにしたかというと、この回はナオミがマイ・マシンと出合うまでの話だったからです。
スピットファイア(猛女/鉄火女)→マスタング(じゃじゃ馬)→ヘルキャット(性悪女)と、どれもナオミへのあてつけ…もとい、象徴するようなものを揃えたかったからです。
その内、ちゃんと活躍させたいなあ。
◎マスタングR2
P51-Dマスタングのレーサー機を、ロックフォートでレストア、武装したもの。
レーサー機らしく派手なファイアーパターンの真っ赤な塗装。
チューンのしすぎがたたりエンジンが破損。飛び立つ前にお蔵入りになった。
ロックフォートには多くのレストア機があるため、機体ナンバーがつけられている。
R2はレーサー仕様の二番機を意味している。
※作者注
エアレースに、自家用機に、観光用に今も多数が「現役」のマスタングです。
なのに作中に登場したのがこれが最初。マスタングって好きじゃないので。(笑)
強くてカッコいいだけだからかなあ…。
レーサー機が壊れやすいのは事実です。詳しく知りたい方は、リノのエアレースなんかを調べてみて下さい。
エンジンの馬力を倍にするような無茶なチューンや、戦闘機に爆撃機の大型エンジンを乗っけたりとか、その魔改造っぷりは、むしろ感動ものです。