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ランドスケープ  作者: 井上達也
私、蘇生篇
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*生きることと死ぬこと*

 ダラダラと生活をする日々。人の作った物で遊び長々とハマる生産性のない日々。どうして、ゲームなんて作るのか。作っている本人たちの自己満足のためになぜだか消費者は高いお金を払って遊び、あーでもないこーでもないと言う。そして、万が一その作品が駄作である場合、彼らからの袋叩きにあうのだが、逆に製作陣が逆ギレをかます。ゲームっていくらくらいの予算を投じて作っているのでしょうか。そして、主に何にお金がかかるのか。ただ、パソコンでたかたかを作っているだけではないか。どうして、あんなにゲームは高いのか。

 つまりもう、何がなんだかよくわからないのである。もっと、シンプルにそして単純に生きることを人間は止めてしまったのだろうか。どうして、こんなに複雑に生きる道を選んでしまったのだろうか。そして、この複雑さに嫌気がさした人間は自ら命を絶つ。そんな人も少なからず居るのだ。私はそんな人間ではなかったのだが。

 人類の最大の発明は「死」だと誰かが言っていた。「人類が」だったかは定かではない。仮に「人類が」だった場合は、その辺にいるカブトムシやカモシカ、インド象の死も人類が発明したことになるが、それはあくまでも余談に過ぎない。死があることによって後悔しないように人々は毎日毎日を懸命に生きるから、いろいろな発見や開発が行われるのだ。締め切り意識というのが人間には自動でセットされているのである。一年後には自分はこの世から居ないのかもしれない。もしかしたら、30分後かもしれない。今の若者は自分たちは今すぐ死なないだろうと思い過ぎではないか。もっと、ベストを尽くすべきではないか。

 そんな、若者の一人であった私は死んだ。理不尽に。そして、ベストを尽くす前に。点から見下ろすその先には、嬉しそうにスキップをしながら歩いている先ほどまでこちら側の世界にいた「あの男」がいる。悔しいが、私は死んだ。あの男の命と引き換えに。




 それでは、最終章スタートです。

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