第93話「おちばのベッド」
秋といえば、ふかふかの落ち葉のじゅうたん。
今日は子どもたちが落ち葉で「ベッド」をつくって遊んだお話です。
日曜日の午後。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、公園の大きな木の下に集まりました。
そこには、黄色や赤の落ち葉が山のように積もっています。
「ねえ、これでベッドを作ろうよ!」
さくらちゃんのひとことで、三人は落ち葉をかき集めはじめました。
バサバサ、ガサガサ……。
両手いっぱいにかきよせて、真ん中に大きな山をつくります。
「できた! ふかふかベッド!」
さくらちゃんが勢いよくダイブ。
「わあ〜! ほんとにやわらかい!」
つぎにゆうたくんとみなとくんもとびこみました。
三人は落ち葉にうもれながら、ころころ転がって大笑い。
空を見上げると、ひらひら舞い落ちる葉っぱが布団みたいにおちてきます。
「まるで秋のおやすみベッドだね」
夕やけが近づくころ、三人は「またやろうね」と声をそろえて帰っていきました。
落ち葉の山は、子どもたちにとって自然がくれた大きなベッド。
ふかふかの感触や葉っぱの音は、秋しか味わえない特別なものです。
みなさんもたくさん落ち葉がある場所を見つけたら、ぜひ遊んでみてくださいね。




