第86話「どんぐりの王冠」
秋の森や公園でころがっている、かわいい形のどんぐり。
今日は子どもたちが工夫してつくった、すてきな王冠のお話です。
日曜日の午後。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんの三人は、大きな公園にあそびに来ました。
足元には、ころころとたくさんのどんぐりが落ちています。
「こんなにいっぱいある!」
さくらちゃんがポケットいっぱいにひろいます。
「ねえ、これでなにか作ってみようよ」
ゆうたくんの提案に、みなとくんがうなずきました。
三人はベンチに座って、ひもと落ち葉を使って工作をはじめました。
どんぐりをひとつずつつなげていくと……。
「できた!」
さくらちゃんの頭には、どんぐりでできた王冠がのっています。
小さな葉っぱの飾りもつけて、とってもすてき。
「女王さまみたいだ!」
ゆうたくんとみなとくんが拍手します。
つぎは二人もそれぞれ自分の王冠を作りました。
どんぐりの数を競ったり、葉っぱで飾りを工夫したりして、三人だけの王国が完成。
「ここは、どんぐり王国だ!」
三人は笑いながら、公園の芝生を走り回りました。
どんぐりは見ているだけでもかわいいですが、工夫するといろんな工作に大変身します。
王冠やネックレス、マラカスみたいな楽器にもできますね。
秋のお出かけで見つけたら、ぜひ「どんぐり王国」を作ってみてください。




