第81話「かぜにのるおちば」
秋の風は、木の葉っぱをひらひらと空にのせて遊ばせます。
今日は、さくらちゃんたちが風にのる落ち葉を追いかけるお話です。
放課後の帰り道。
さくらちゃんたちは、通学路にある並木道を歩いていました。
ひゅうっと風が吹いたとたん――
「わぁ! 葉っぱがとんでいく!」
赤や黄色の葉っぱが、空を舞うように飛び立ちました。
「まてまてー!」
ゆうたくんは笑いながら、ひらひら舞う葉っぱを追いかけます。
みなとくんは落ち葉の動きをじっと見つめていました。
「風って、まるで葉っぱをダンスさせてるみたいだな」
さくらちゃんも空を見上げます。
「ほんとだ。鳥みたいに飛んでるね」
ひときわ大きな黄色い葉っぱが、ふわふわと三人の頭の上を通りすぎました。
「よーし、つかまえるぞ!」
ゆうたくんがジャンプ!
でもひらりと逃げて、最後はさくらちゃんの手のひらにすとんと落ちました。
「やった! つかまえた!」
三人は声をあげて笑いました。
夕暮れの風にのって、落ち葉たちはまだまだ空を旅していきました。
風にのる落ち葉は、自然が見せてくれる小さなショー。
ただ歩いているだけでも、ふとした瞬間に特別な景色が見られるのが秋の楽しみです。
みなさんも風と葉っぱの追いかけっこをしてみてくださいね。




