第80話「あきのしゃしんコンテスト」
秋は、空も木々も食べものも、とってもカラフル。
今日はさくらちゃんたちが、カメラを持って秋の写真コンテストをするお話です。
日曜日の朝。
さくらちゃんは、お父さんから借りた小さなデジカメを手に持っていました。
「今日は“秋のしゃしんコンテスト”をしよう!」
ゆうたくんが元気いっぱいに言うと、みなとくんも「いいね!」とにっこり。
三人は町の公園を歩きながら、気に入った秋の景色をパシャリ、パシャリ。
さくらちゃんは、もみじの赤い葉っぱをねらいます。
「光があたってキラキラしてる!」
カシャッ。
ゆうたくんは木の上でドングリをついばむスズメを見つけました。
「よーし、動くなよー……はい、カシャッ!」
みなとくんは、池にうつった青い空を撮りました。
「水の中にもうひとつの空があるみたいだ」
ひととおり撮り終えると、ベンチに座って見せあいっこ。
「わぁ、どれもきれい!」
「ぼくのスズメ、ちょっとぶれてるけどかわいいでしょ」
「この池の写真、ほんとに空が二つあるみたいだね」
三人はどれが一番か決められませんでした。
「みんなが一等賞ってことでいいよね!」
さくらちゃんの言葉に、二人も大きくうなずきました。
写真は、思い出をそのままの形で残せる魔法のようなもの。
秋の光や色を切り取ると、あとから見返してもそのときの気持ちがよみがえります。
みなさんもカメラやスマホで、自分だけの秋を写してみてくださいね。




