第79話「どんぐりごまくらべ」
集めたどんぐりは、ただながめるだけじゃなくて、いろんなあそびに使えます。
今日はさくらちゃんたちが、どんぐりごまで勝負するお話です。
放課後の校庭のすみ。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは机の上にどんぐりを並べていました。
「さあ、どんぐりごま大会のはじまりだ!」
ゆうたくんが胸をはって言います。
三人は昨日ひろったどんぐりに、それぞれ爪楊枝をさして“どんぐりごま”を作ってきたのです。
「見て見て! 私のはキラキラシールつき!」
さくらちゃんのどんぐりは、カラフルにデコレーションされています。
「ぼくのは形がいちばん丸いから、ぜったいよく回る!」
みなとくんは自信満々。
そしてゆうたくんは……
「秘密兵器だ!」
マジックで“ゆうしょう”と書いたどんぐりを出しました。
みんなで声を合わせます。
「せーの!」
くるくるくる……!
三つのどんぐりごまがいっせいに回りはじめました。
「がんばれー!」
「まだ回ってる!」
やがて一つ、二つと止まり、最後まで残ったのは――みなとくんのどんぐり。
「やったー! ぼくの勝ち!」
みなとくんは飛び上がって喜びました。
「でも楽しかったね!」
さくらちゃんとゆうたくんも笑顔でうなずきます。
三人はまた新しいどんぐりを探しに行こうと約束しました。
どんぐりごまは、昔からあるあそび。
自分だけの工夫を加えると、回り方も見た目も特別になります。
みなさんもお気に入りのどんぐりで、自分だけのこまを作ってみてくださいね。




