第78話「やきいもパーティー」
秋といえば、ほくほくのやきいも。
今日はさくらちゃんたちが、公園でやきいもパーティーをするお話です。
学校が終わったあと。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、近くの公園に集まりました。
「今日はやきいもパーティーだよ!」
ゆうたくんがうれしそうにさつまいもをかごから出しました。
みんなで落ち葉を集めて、先生といっしょに小さなたき火を作ります。
パチパチと火がはぜる音に、三人の心もわくわく。
「さつまいも、新聞紙でくるんでからアルミホイルで包むんだよ」
みなとくんはお父さんから聞いたやり方を思い出して、上手に準備します。
火の中にそっと入れて、しばらく待ちました。
「まだかなぁ……」
ゆうたくんはおなかをぐぅーっと鳴らします。
さくらちゃんは煙が空にのぼるのをじっと見つめました。
やがて、あまい香りがただよってきました。
「できたー!」
先生が取り出したやきいもを三人でわけっこ。
ほくほくの黄色い中身が顔を出しました。
「わぁ、あつあつ!」
「でもあまくておいしい!」
三人はほっぺたをおさえながら、夢中で食べました。
夕焼けの公園で、手も心もぽかぽかになったのでした。
やきいもは、秋の楽しみのひとつ。
待っている時間も、できあがってほくほく食べる瞬間も、ぜんぶ楽しいイベントです。
みなさんも、落ち葉やたき火のにおいを感じながら食べてみてくださいね。




