第76話「どんぐりひろい」
秋になると、公園や森のあちこちにころころと転がる「どんぐり」。
今日はさくらちゃんたちが、どんぐりをたくさんひろうお話です。
日曜日の午後。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんの三人は近くの公園にやってきました。
「見て見て! どんぐりがいっぱい落ちてる!」
さくらちゃんが指さすと、地面には茶色くてつやつやしたどんぐりがころころ転がっていました。
三人はさっそくしゃがみこんで、どんぐりひろいスタート。
「帽子みたいなのがついてるやつもある!」
ゆうたくんは、ぼうしのようなカップをかぶったどんぐりを見つけました。
「これ、かわいい~」
さくらちゃんはにっこり。
みなとくんは手のひらいっぱいにどんぐりをのせて数えます。
「いち、にい、さん……十個以上あるよ!」
しばらくすると、ゆうたくんが木の根もとでなにかを見つけました。
「おや? 小さい芽が出てる!」
それは、どんぐりから出てきた小さな芽でした。
「このどんぐり、もうすぐ木になるんだね」
三人は顔を見合わせて、そっと芽のついたどんぐりを元の場所に戻しました。
袋の中には、ころころしたどんぐりがたっぷり。
「これで工作したら楽しそう!」
さくらちゃんが言うと、みんなの目がきらりと輝きました。
どんぐりは、秋だけの自然からのプレゼント。
工作やあそびに使えるのはもちろん、そのまま芽を出して木になることもあります。
みなさんも公園で見つけたら、大切にしてあげてくださいね。




