第73話「秋のすいぞくかん」
秋の行楽シーズン、家族や友だちとおでかけする場所といえば「すいぞくかん」も人気です。
ひんやりした水の中を泳ぐ生きものたちは、秋でもとても元気いっぱい。
今日は、さくらちゃんたちがすいぞくかんに行ったお話です。
日曜日の朝。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、クラスのみんなといっしょにすいぞくかんにやってきました。
「わぁ、大きな水そうだ!」
目の前には、青く光る大きな水槽。魚たちが気持ちよさそうに泳いでいます。
「見て! イワシの群れがキラキラしてる!」
さくらちゃんが指さすと、数えきれないほどの魚が同じ方向に泳ぎ、まるで銀色のカーテンみたい。
ゆうたくんは、サメのコーナーで立ち止まりました。
「うわぁ、かっこいい! 歯がいっぱいあるぞ!」
近くで見たサメの迫力に、思わず声が大きくなります。
一方みなとくんは、クラゲの水槽に夢中。
「ふわふわして、しゃぼん玉みたいだなぁ」
ゆらゆらと光にすける体は、まるで宇宙をただよっているようでした。
最後に三人が見たのは、大きなイルカプール。
「ジャンプするよ!」
係のお兄さんの合図で、イルカが高く飛び上がり、しぶきをあげました。
「すごーい!」「かっこいいー!」
三人は手をたたいて大喜び。
帰り道、さくらちゃんは言いました。
「秋のすいぞくかんって、ちょっとした旅行みたいだね」
二人もうなずきながら、楽しい一日を思い出していました。
すいぞくかんは、季節に関係なく楽しめる場所ですが、秋に行くとすいていて、ゆっくり見られることもあります。
魚やイルカたちを見ていると、まるで海の中を探検している気分になりますね。
みなさんもぜひ、秋のおでかけにすいぞくかんへ行ってみてください。




