第71話「落ち葉のおてがみ」
秋の落ち葉は、ただ踏んで遊ぶだけじゃなく、すてきな手紙にもなります。
色や形がそれぞれちがうから、ひとつひとつが特別な紙のよう。
今日は、さくらちゃんたちが落ち葉でお手紙を書いたお話です。
ある日の放課後。
さくらちゃんは、校庭に散らばった落ち葉を集めていました。
「これ、ハートみたい!」
「こっちは星の形だ!」
ゆうたくんとみなとくんも手伝って、いろんな形の落ち葉を集めます。
「ねえ、この落ち葉にメッセージを書いてみない?」
さくらちゃんがポケットからマジックペンを取り出しました。
三人は落ち葉に文字を書きはじめました。
「ありがとう」
「またあそぼうね」
「きょうもたのしかった!」
どの葉っぱも、まるで小さなカードのよう。
できあがった落ち葉のお手紙を、三人はクラスの友だちや先生の机の上にそっと置きました。
翌朝。
「わぁ、なんだこれ!」
「かわいい!」
クラス中の子たちが落ち葉のお手紙を見つけて大喜び。
「きっと秋の妖精さんからのお手紙だ!」
だれかがそう言うと、教室は笑顔でいっぱいになりました。
さくらちゃんたちは目を合わせて、ひみつの作戦が大成功したことに、うれしくてにっこりしました。
落ち葉は、ただの自然のかけらじゃなく、アイデアしだいで特別なプレゼントにもなります。
色とりどりの葉っぱに書かれた言葉は、受け取った人をきっと笑顔にしてくれるでしょう。
秋に見つけたら、みなさんも落ち葉のお手紙を作ってみてくださいね。




