第7話「雨上がりの水たまり」
みなさんは、雨上がりの道を歩いたことがありますか?
地面には大きな水たまりができていて、空が映ったり、ちょっとした遊び場になったりします。
今日は、そんな水たまりでの小さな発見のお話です。
朝からずっと降っていた雨が、ようやくやみました。空にはまだ少し雲が残っているけれど、校庭には日ざしがさしこんでいます。
「わあ、みて! 大きな水たまり!」
ゆうたくんが指をさしました。校庭の真ん中に、まるで小さな池のような水たまりができています。
「空が映ってる!」
さくらちゃんがのぞきこむと、水たまりには青い空と白い雲、そして自分の顔が映し出されていました。
「まるで鏡みたいだね」
みなとくんは思いついたように、小石をひとつ水たまりに投げてみました。
「ほら、波がひろがった!」
丸い波紋が広がって、映っていた空がゆらゆらとゆれていきます。
「わたしもやってみたい!」
さくらちゃんも小石をひろって投げました。ちゃぽん、と音がして、波がまた広がります。
すると、近くの水たまりにカエルがぴょんと飛び込みました。
「カエルだ!」
「わあ、かわいい!」
子どもたちは大よろこびです。カエルは水の中でしばらく泳ぐと、また元気にぴょんと跳び出していきました。
「水たまりってただの雨水じゃないんだね。こんなにいろんな発見があるんだ」
ゆうたくんがにっこり笑いました。
そのとき、校庭の端に大きな虹がかかりました。
「虹だー!」
三人は声をそろえて空を見上げました。
雨上がりの水たまりは、ただの遊び場じゃなく、自然がつくった小さな冒険の舞台だったのです。
水たまりって、ただのぬかるみと思うかもしれませんが、よく見ると不思議がいっぱいです。
空が映ったり、小さな生きものが遊びに来たり、虹といっしょに楽しめたり。
雨上がりは、ちょっと外に出て、水たまりをのぞいてみてください。きっと新しい発見が待っていますよ。




