第68話「落ち葉のじゅうたん」
秋の公園や校庭は、色とりどりの落ち葉でいっぱいになります。
赤や黄色、オレンジに染まった落ち葉は、まるでじゅうたんのよう。
今日は、さくらちゃんたちが落ち葉で遊んだお話です。
ある秋の日曜日。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、大きな公園にやってきました。
足もとを見ると、赤や黄色の落ち葉がたくさん!
「わぁ、きれい! ほんとうにじゅうたんみたい!」
さくらちゃんが目を輝かせます。
三人は落ち葉の上を、ざくざく音を立てて歩きました。
「カサカサって、気持ちいいね!」
「落ち葉の川を歩いてるみたいだ!」
やがて、ゆうたくんが落ち葉を両手いっぱいにすくって――
「それーっ!」
ひらひらと頭の上からまき散らしました。
落ち葉のシャワーに、みなとくんも負けじと投げ返します。
「ぼくだって!」
「キャハハハ!」
三人は笑いながら、落ち葉合戦を始めました。
たくさん遊んだあと、みんなで落ち葉を集めて大きな山をつくります。
「ベッドみたい!」
さくらちゃんが飛び込むと、ふかふかの音がしました。
夕暮れになり、公園全体がオレンジ色に染まっていきます。
三人は落ち葉の山に座りながら、静かに空を見上げました。
「落ち葉のじゅうたんって、秋だけのプレゼントだね」
さくらちゃんの言葉に、二人もうなずきました。
落ち葉は、秋だけが見せてくれる自然のじゅうたんです。
音を楽しんだり、集めて遊んだり、いろんな楽しみ方があります。
公園で見つけたら、足もとをじっくり見てみてくださいね。




