第66話「おいもほり大会」
秋といえば、みんなが楽しみにしている「おいもほり大会」。
土の中から顔を出す大きなおいもを掘り出すと、思わず笑顔になっちゃいます。
今日は、さくらちゃんたちが学校で体験したおいもほりのお話です。
秋のある日。
さくらちゃんたちの学校では、学年全員で「おいもほり大会」がひらかれました。
「さあ、みんな! がんばって掘ってみよう!」
先生の合図で、子どもたちはいっせいに土の中へ手を入れました。
さくらちゃんは、土をほってほって――ごつごつしたおいもの感触に手があたりました。
「わぁっ、見つけた!」
ゆうたくんは力いっぱい引っぱります。
「うーん! でっかいぞ、これ!」
土の中から出てきたのは、顔より大きなおいもでした。
「ぼくのはちっちゃいけど、かわいい形!」
みなとくんのおいもは、まるでハートみたいな形をしていました。
「ラッキーアイテムだ!」と笑顔になります。
子どもたちは、次々とおいもを見つけては大はしゃぎ。
「先生、見てください!」
「こっちもとれました!」
畑のあちこちから、にぎやかな声がひびきました。
やがて、みんなが集めたおいもは、大きなかごいっぱいに。
「こんなにたくさん! 秋のごちそうだね!」
さくらちゃんは目を輝かせました。
その日の帰り道、三人はどんな料理になるのかなと、胸をふくらませながら家路につきました。
おいもほりは、土の中の宝さがしみたいなものです。
どんな形や大きさのおいもが出てくるか、掘ってみるまでわかりません。
みなさんももし体験できたら、自分だけのおいもを見つけてみてくださいね。




