第63話「はじめての落ち葉プール」
秋になると、たくさんの落ち葉が地面いっぱいに広がります。
その落ち葉を集めると、大きなふかふかの山ができて――まるでプールみたい。
今日は、さくらちゃんたちが「落ち葉プール」で遊んだお話です。
秋の公園に入ると、カサカサと足もとで音がしました。
「わぁ、落ち葉がいっぱい!」
さくらちゃんは目を輝かせます。
「よーし、落ち葉をあつめよう!」
ゆうたくんとみなとくんも手を広げて、どんどん落ち葉を集めました。
三人で山ほどの落ち葉を集めると、大きなふわふわのかたまりになりました。
「これ、まるでプールみたいだ!」
ゆうたくんが声を上げます。
「じゃあ、落ち葉プールにしよう!」
みなとくんがそう言ったとたん――ドサッ!
ゆうたくんが落ち葉の山にとびこみました。
「きゃー! わたしも!」
さくらちゃんもジャンプ!
みなとくんもあとから続いて、三人は落ち葉の中でもみくちゃになりました。
頭に葉っぱがのっかったり、洋服に入りこんだり。
「かつらみたいになってる!」
三人はおなかをかかえて大笑いしました。
夕やけが広がるころ、落ち葉プールは少しずつ広がって、カサカサと秋の音を立てていました。
三人は「またやろうね」と手を合わせて、笑顔で帰っていきました。
落ち葉は集めるだけで、すてきな遊び場に変身します。
ふわふわの落ち葉プールは、自然がくれた秋だけのプレゼント。
みなさんも公園で落ち葉を見つけたら、ぜひプールを作って遊んでみてくださいね。




